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01/31/2005

優良企業も標的に

(産経夕刊 1/31 13面 , FSBi 2004.12.21)
 
商法改正により、平成18年から日本でも「株式交換による外国企業の日本企業買収」が可能になります。FSBi紙上でも何回か取り上げられている話題。きょうの産経夕刊は、そのインパクトの大きさを分かりやすい事例で紹介しています。

辻野訓司経済部次長の「夕刊キャスター」によれば・・・今回、明らかになった米P&Gによるヒゲソリ大手ジレットの買収額は、570億ドル、ペルーのGNPと同規模です。ただし、この買収には現金が一銭も動いていません。ジレット株にP&G株を割り当てる株式交換という手法で行われているからです。P&Gは買収資金を用意せずに自社株を追加発行するだけでジレットを取りこめます。

株式交換による買収劇には、英国のボーダフォンによるドイツのマンネスマン買収、米AOLによる米タイム・ワーナー買収など、1000億ドル(10兆円)を超える案件も登場しています。

日本でも、外国企業が日本国内に設立した100%子会社を経由して、株式交換で日本企業を買収可能になるまであと1年。三菱東京フィナンシャル・グループが悲壮な決意で規模拡大を目指しているのも、買収を恐れてのことだそうです。

株式交換の実態がよくわかる記事です。


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