« 東小金井の夜はふけて | Main | 「吉士危うし」と「パク・ソルミさん」 »

08/18/2005

うちは少し早かっただけ

職場の若い男性から連絡がありました。「おばあちゃんが亡くなりましたので、休ませて下さい」。20代半ばの彼が喪主というので、私もお葬式に参列してきました。いままで知らなかったのですが、小学生のときお父さんが、高校生のときお母さんが亡くなったそうです。おばあちゃんも15年前から病気でずっと入院していました。高校3年生のとき以来、2歳年上のお姉さんと二人だけで生きてきたといいます。

「大変だったんだねえ。でも若いときの苦労は、きっと貴重な体験になって人生を支えてくれるからがんばってね」と言うと、しっかりした言葉が返ってきました。「どんな人の身にも一生のうち、いつかはこういう事態がやってきます。うちは少しばかり早かっただけ。周りのみなさんも私たち二人を助けてくれました」。

自分の境遇について愚痴をこぼすことなく、襲いかかってくる試練にくじけることなく、ただ黙々とまじめに働いてくれる素直な彼らしい意見です。隣で看護士のお姉さんも、しっかりした口調でみなさんと話しています。

思わず、目の前の若い姉弟の将来にエールを送りたくなりました。

|

« 東小金井の夜はふけて | Main | 「吉士危うし」と「パク・ソルミさん」 »