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04/30/2006

本当は「肥満の方が長生き」だった!

今朝の産経新聞生活面「元気で長生きするための食生活」に、面白い記事が出ています。浜松医科大名誉教授高田明和先生の執筆です。見出しは「肥満は本当に危険か/寿命が短いのはやせ型の方」。

「太っていると生活習慣病になります。糖尿病などは太っている人を襲う恐ろしい病気です」というのはいまや常識。米国では1960年代、心臓病で死ぬ人が急増し、その原因は肥満とされました。「肥満こそテロリストにも勝る米国の敵だ」とのキャンペーンが展開されたのはご承知のとおり。ところが実際には肥満が増えているのに心臓病で死ぬ人は減っています。なぜだ?という疑問が学者から相次ぎました。そこで1975年から2004年にかけて4回の大規模調査が実施されたのです。その結果、何度調査し直しても、BMI(Body Mass Index =体重kg÷(身長m×身長m))25-29.9の過体重が最も死亡率が低く、最も死亡率の高いのが18.4以下のやせ型でした。記事には「BMIと死亡の危険率」のグラフ(写真参照)も紹介されています。これを見ると一目瞭然。

じつは日本でも、小金井市が「肥満体の方が長生きで、やせは寿命が短い」との調査結果を発表していますし、厚労省の調査責任者・国立がんセンター部長も「日本ではBMI24-25が最も寿命が長く、厚労省の勧める22,23の体重の人はむしろ死亡率が高い」と報告しています。

またもや健康常識の嘘が明らかになりましたねえ。なぜこういう間違い情報が流布されるのでしょうか? 高田先生は「美容上の問題」と「太っている人は心筋梗塞や脳梗塞になりやすいという根拠は少ないのに、印象からそう思っている医師が多い」という理由をあげています。同記事の続きは5月14日付紙面に掲載されます。興味のある方はそちらもどうぞ。

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