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11/26/2006

今日の友は明日の敵

けさの産経抄に、絵本作家、いわさゆうこさんの「どんぐり見聞録」(山と渓谷社)が紹介されています。

ブナ科の木は5~7年に1度、「大なり年」といって、大量の実を落とします。それもすべての木が一斉に。1本のクヌギが1万個もの実を落下させることもあるそうです。

このご馳走にクマ、リス、野ネズミが群がります。それでも食べきれず、残ったどんぐりから芽が出て木に育ちます。腹いっぱいになった動物も繁殖しますが、翌年はぴたっと供給が止まり、餓死するものが続出します。「きょうの友は明日の敵」です。

これこそ、「毎年平均的に落とすと、全部食べられてしまうから」というブナの知恵。芽の成長が思わしくない場合、2年後にもう一度、大なり年を設けることもあります。まるで動物たちが、樹木の戦略に手玉に取られているようです。なんという自然の不思議でしょうか。

そういえば、人間も若いときは育てやすい女の子を生む確率が高く、高齢出産になるほど男の子が多くなります。きわめてリーズナブルな現象であり、紀子さまご懐妊のとき、「男子であるこれだけの根拠」と動物行動学者が書いていました。

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