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12/03/2006

みゆきさんのララバイSINGER

中島みゆきさんの新アルバム「ララバイSINGER」が11月22日に発売されました。11月下旬のオリコンチャート10位に入っています。
このアルバムはTOKIO、岩崎宏美、工藤静香、華原朋美へ提供した曲をはじめ、みゆきさん自身がデビューして間もない頃に、あるテレビ番組で演奏して以来、作品としてきっちり発表していなかった曲も新たに収録して作られました。様々な“素顔の中島みゆきさん”とでも言える要素をたくさん詰め込んだアルバムです。
「夜会」とは違い、ツアーで唄うことを考えシンプルでストレートなアルバムになっています。
Topの曲は、デビューの翌年に出演したテレビで唄ったきり本人も忘れていたという『桜らららら』、Lastはデビュー曲『アザミ嬢のララバイ』に呼応する『ララバイSINGER』。自分の仕事を“子守歌うたい”と位置づけ、いろいろと考えなければならない人々に“一服して元気になって”いただきたいというのが彼女の願い。「人に痛いものや苦しみを笑い飛ばす子守歌のイメージが、自分の作品に近い」と語っています。
2曲目は『ただ・愛のためだけに』。「夜会 24時着 00時発」をきっかけに古い曲『桜らららら』と新しい曲『ただ・愛のためにだけ』をつなげることにしたそうです。
3曲目はパンチの効いた『宙船(そらふね)』、みゆきさんはこの曲で今年のレコード大賞作詞賞を受賞しました。
4曲目は『あのさよならにさよならを』、5曲目『Clavis 鍵』、6曲目『水』、7曲目『あなたでなければ』、8曲目『5月の陽ざし』。
9曲目の『とろ』はちょっとおどけたテンポと声がユニーク。とろい自分を他人と比べて嘆く歌ですが、この『とろ』が幼稚園から中学までのみゆきさんのあだ名でした。これはちょっとした秘話でしょう。
10曲目『お月さまほしい』、11曲目『重き荷を背負いて』。懸命に生きる普通の人をいつも応援するみゆきさんからの強烈なメッセージです。
最後は『ララバイSINGER』。「ララバイ 眠れ心 ララバイ すぐ明日になる」、安らかな眠りを誘う、とてもいいメロディと歌詞ですね。

それにしても…いつもながら曲想にぴったりのみゆきさんの歌い方には驚嘆してしまいます。清く澄んだおちついた美しい声、パンチとドスの効いた声、おどけた声…時にはすずめやきつね、ネコ、犬にもなります。とても同一人とは思えないほど。
みゆきさんがこんなことを言っています。「(今年初めの大阪公演で)私、大阪の“粉もん”もすっかり身に付きまして、やめられない状態でございます。それでこの“粉もん”の影響のまま、このアルバムのレコーディングに取りかかったわけでございます。“粉もん”アルバム」。

最近は落ちついたみゆきさんの曲(中島みゆき名曲選 第5集「あなたに豊かな愛と安らぎ そしてパワーを!」)を聴くことが多かったのですが、いまはもっぱら「ララバイSINGER」。

http://homepage2.nifty.com/kuzunoha/63miyuki.htm

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