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09/16/2007

安倍さんの評価

あまりにも唐突で衝撃的なニュースだっただけに、マスコミ各紙も「無責任」「責任放棄」と批判一色。ところがけさの産経に、トーンの違う意見が掲載されています。ワシントン/古森義久記者による<日本の民主主義やナショナリズムを専門とするジョージタウン大学東アジア言語文化学部長ケビン・ドーク教授>とのインタビュー記事です。
<安倍氏は米国では日本の歴代首相のうちでも「明確なビジョン」を持った指導者としての認知度がきわめて高く、米国の対テロ闘争への堅固な協力制約で知られていた>との好意的評価です。
1. 安倍氏は比較的、短い在任期間に日本の他の首相よりもすっと多くの業績を残したが、その点がほとんど評価されないのは公正を欠く。
2. 業績は「教育基本法の改正」「改憲をにらんでの国民投票法成立」「防衛庁の省への昇格」の3点。
3. 米国では安倍首相への認知が肯定、否定の両方を含めて極めて高かった。森、鈴木など他の首相の多くとは比較にならないほど強い印象を米側に残した。日本の今後のあり方について明確なビジョンを示したダイナミックな指導者として歴史に残る。対テロ闘争に対し、堅固な協力を誓約したことへの米国民の認識も高い。
4. 閣僚任命のミスなど管理責任の失態はあるものの、戦後生まれ初の首相として日本の国民主義とも呼べる新しい戦後ナショナリズムを主唱して、国民主権の重要性を強調し、対外的には国民関与を求める道を選んだ。著書「美しい国へ」で日本の長期の展望を明示したことは、今後消えない軌跡となるだろう。

私も密かに思っていたことですが、こんな逆説的なことも述べています。
<安倍氏の辞任表明の時期や方法も、それ事態が業績となりうると思う。唐突な辞任表明での責任の問題もあるだろう。だが安倍氏が国民投票法など本来、まずしたいとおもったことを達成し、さっと辞任するという動き自体が今後の政治指導者の模範例となりうる>
事実、辞任前、国民の6割以上が反対していた「テロ特措法」も、いまや逆転し始めています。フジ産経グループおよび毎日新聞の世論調査ではすでに賛成>反対(49%-42%)。朝日新聞は質問の前に「反対」を誘導する文句を長々と並べていたにもかかわらず、反対45%に低下しています。

安倍氏が日本で評価されていない点については、<戦後の旧来の産業社会の文化や規範を基準としており、情報社会の文化基準を適用していないために、「戦後レジームからの脱却」などが理解されず、支持されないのだろう>と述べています。

今朝の新聞でもうひとつ、注目した記事が海老名香葉子(えびな・かよこ)さんの「優しさ教わる<談話室>」。以前、テレビで金美齢さんの「戦後の日本平和は、憲法9条があったからではなく、アメリカの核の傘のおかげ」との発言に、「憲法9条があったからじゃないんですか」と発言されていたのを見て、「この方は朝日の信奉者なんだろうな」と思ったものですが、今朝の産経にこうお書きになっています。
<「産経の正論を読むべき」とある人に教えられて以後、愛読している。産経抄と朝の歌を読むのが楽しみ。「産経抄」はどなたが書くのか、実に上手で、学べて楽しめる。一番だと毎日感心している。また投稿の「談話室」には、優しさや温かさを教えられる。…>
ある人ってだれでしょう? もしかして金さん?

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