« ミシュラン効果で高尾山、沖縄潤う  | Main | 部下が勝手にやった »

11/23/2007

リスク分散が生むリスク

(FSBi 11/22 1面)

米国で発生した超大型のサブプライム台風の暴風雨圏に巻き込まれた国内大手銀行。6グループが中間決算で計上した損失は1,150億円。通期ではみずほ1,700億円、三井住友870億円、三菱UFJ 230億円などさらに拡大します。

世界経済が一体となるグローバル化と金融の高度化から生み出された「21世紀型リスク」です。

サブプライム債権はリスクを分散するため、小口化され、複雑に加工された多様な金融商品に組み込まれ、世界中の金融商品や投資家に転売されています。したがって大本の資産の所在がわからず、不安をあおり、売るに売れない状況。リスク分散のための手法が、「リスクがどこにあるのかわからない」という新たなリスクを生み出しました。

18日の「たかじんのそんなこと言って委員会」で、国定教授が「アメリカはコスイので、あやしげなサブプライムを作り出して、債権の形で世界中にリスクをつけ回ししている」というような解説をしていました。

「リスク分散が生む新たなリスク」--複雑化した現代を象徴する事件ですね。
もっとも、サブプライムで莫大な損失を被っているにも関わらず、大手6銀行の最終利益は合計9,478億円。過去最高の前年同期比45%に落ち込んだとはいえ、莫大な額。「利子あげろ!」という辛坊さんの意見に賛成です。

|

« ミシュラン効果で高尾山、沖縄潤う  | Main | 部下が勝手にやった »