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02/16/2008

温暖化より恐ろしい寒冷化

温暖化の悪影響は盛んに言われていますが、実は寒冷化の方がよっぽど怖い、という話が2月13日付FSBi「エコマインドi」(竹田恒泰)に載っています。常識的な話題の反対を考えると、真相がより見えてくる例です。

IPCCの最新報告では「世界の気温が2~3度上昇すると、「すべての地域で利益が減少またはコストが増大する可能性が高い」と指摘しています。100年後に海面が21~48cm上昇するとの予測ですが、これで水没する国はツバルのみ。移住しなければならない気の毒な人が、ツバルに限らず多数出てくるとはいえ、地球全体が壊滅的な被害を受けるわけではありません。

もともと長期的にみれば、地球の気温は10度程度なら頻繁に変化しています。46億歳の地球からすれば、日本列島が大陸とつながっていた1万数千年前から現代まででさえ、無視できるほど短い期間です。数度の気温変化で生じる生物相の変化や生物種の絶滅は日常的に起きてきたともいえます。

地球は誕生以来、高温期と低温期を繰り返してきました。地球が氷河期に向けて温度を下げる中で人類は発生しましたが、長期的には温暖化だけでなく寒冷化も危惧すべきです。

動植物は高温期に繁栄し、低温期に衰退します。縄文文化が栄えたのは、温暖化がきっかけです。当時の気温は、IPCCの予測する100年後の気温よりもはるかに高温でした。寒冷化による被害は高温化の比ではありません。農耕の北限を南下させ、膨大な面積の農地が消えます。低温になるほど作物の収穫効率も落ちます。急激な寒冷化は、数億単位の餓死者を生じさせる可能性さえあります。

温暖化も怖いが、寒冷化はもっと怖い・・・両方セットで頭に入れておかないと、間違えます。

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