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02/24/2008

東芝が勝つかも? (新聞の読み方異聞)

2月22日付日経新聞におもしろい記事が載っています。家庭用ビデオは「東芝○-松下○-ソニー×」、現行DVDは「東芝○-松下○-ソニー×」、新世代DVDが「東芝×-松下○-ソニー○」。○は勝ち、×は負けを表します。

家庭用ビデオでソニーと組んでいた東芝は、VHS優位とみるや松下陣営に鞍替えし、勝ち組へ。現行DVDは、ハリウッドを巻き込んで米ワーナーと規格づくりで連携した東芝にソニーが屈します。そして新世代DVDでは、東芝の盟友だったはずの米ワーナーがブルーレイ(BD)支持に転換したことを受けて小売りが一斉に鞍替えし、ソニーの圧勝に終わります。

ところで、東芝-ソニー攻防の陰で三連勝したのは、他ならぬ松下です。松下が東芝についていれば、HD陣営が勝っていたはず。というのも現行DVDの生産設備を活用できるHDに比べ、BDは製造コストが高いのが弱点。松下はこの弱点を克服する新技術を開発し、BD陣営に貢献したのです。

さて・・・東芝は新世代DVD撤退と同時に、フラッシュメモリーの工場建設を発表しました。一見別々の動きと見えますが、じつは同メモリーを使ったデータ記憶装置の容量はもはや新世代DVDを超え、両者は記憶媒体として競合しつつあります。同メモリーのコストはまだディスクに比べ割高ですが、東芝はすでに撤退する新世代DVDの次に照準を当て、今後3年間で1兆円を超える設備投資をするのです。

「東芝が負けた、負けた」としか書いていない新聞だけ読んでいると、会社の評価を誤るかも?

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