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04/27/2008

不平等に耐え、魂の教育を

曽野綾子さんの「小さな親切、大きなお世話」(産経新聞4月25日、朝刊2面)から。

<政治や社会が、平等と公平を目指すのは当然だが、現実は必ず不平等で不公平なのである。それなのに、完全な公平と平等が簡単に手に入ると思わせる甘い教育をして、その状態が実現しないと、それは政治の貧困や格差社会のゆえに救いようがないほど不幸なのだ、と教える方がずっと残酷だ、と私は思って生きてきた>

朝日ならまず掲載しない考え方でしょうが、見事に真実を突いています。平等が当たり前という教育をされてきた子供が社会に出たとたんに挫折感を味わうのは当たり前。そんな社会なんてどこにもあるわけがないのですから。健康も体格も性格も、生まれた家庭も、国家も、どれひとつ平等でもなく、公平でもない。存在しない空想世界を教えこむ日本の教育はじつに残酷なものです。

話は替わりますが、4月27日の「たかじんのそこまで言って委員会」で、光市母子殺害事件の死刑判決後、被害者の本村さんに向かって「これで死刑廃止へのハードルが高くなった」と発言した朝日記者がいたそうです。「これから私は、妻と子供と死刑になる犯人の3人への責任を重く受け止めながら生きていく」と高潔な生き方を明らかにしている本村さんに対し、「この馬鹿女記者は、さらに死刑廃止のハードルの高さの責任まで負わせようというのか! 俺ならぶん殴ってやる」と勝谷さんが怒りまくっていました。すかさず周りから「本村さんは(勝谷さんと違って)殴ったりしないよ!」という声が出ていましたが・・・

途中で弁護団から除名された弁護士も参加しての番組、重苦しくはありましたが、この裁判判決に関する貴重な議論が続きましたね。

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