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05/15/2008

見逃せぬ新聞の功罪

産経新聞が「正論」欄35周年を記念して、当時掲載された珠玉の論稿を再録しています。
5月11日付紙面に載っているのは、京大人文科学研究所教授だった会田雄次先生の昭和48年6月27日付「正論」です。

非常に示唆に富む文章です。

<今日の大新聞は全く任務を果たしていない。いや、その逆である。各種の標語は全くの口頭禅、その真実は発行部数の増加を絶対目的とし、相互批判を怠り、反省を欠き、国民大衆のもっとも陋劣(ろうれつ)な欲求を煽り、それにこびるような情報を流すことのみに専心している。大衆に痛い言葉を流し、その反省をうながすような記事を見出すことは絶無に近い>

<このままでは大新聞が日本丸の進路を誤らせ国民を集団ヒステリー症状の中に陥れ、パニックによる日本の崩壊をもたらす公算は極めて大きい>

<正確な情報判定能力を持つための修練を怠らぬという記者にも乏しい。知識も社会経験も乏しい20歳代の大新聞の記者たちの傲慢そのもののような私語放言を耳にすることがあり、慄然たる思いにとらわれる>

当時に比べれば、インターネット等、メディアの多様化により、大新聞の力は急速に落ちているとはいえ、5月11日の「たかじんのそこまで言って委員会」(よみうりテレビ制作、東京以外に全国ネット)でも取り上げられたように、「A新聞(TVでは実名)の戦後の論調は、安保反対等ことごとく間違っていた(←北朝鮮や中国の評価も間違っていたし、故意のうそも少なからずありました。あきらかに事実と違うことがわかっても、話をすりかえて読者に知らせないことも多々)。にもかかわらず、今だに信じる人が少なからずいる」「朝日幹部が、権力に反対することがすなわち正義と書いていたが、その(権力)=(政府)を選んだのはほかならぬ国民である。(←国民に反対することが正義といっているようなもの) 権力に反対さえしておけばよし、とするのはおかしい」「いまでは評価されている首相でも、在任中にはことごとく強烈に批判していた。在任中にほめられた首相は皆無である」という現実。

35年前の会田先生の論考は、いまでも貴重です。

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