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05/03/2008

こむらがえり

5月2日23時~23時30分に放送されたNHK総合TV「解体新ショー」の後半テーマは、「こむらがえりの原因と対策」。

「こむら返り」は足つりのこと。「こむら」はふくらはぎをさし、平安時代の医学書にも「こむら返りの治療法はつった場所にお灸をすえること」と記述されています。

興味深かったのは、「こむら返り」に関する横浜市立大学が以前行ったアンケート結果。550人のうち約30%の人が月に1回以上足がつり、いわゆる「こむら返り」の状態になります。結構多くの人が、あの激痛に悩まされているんですねえ。自分だけではなかった・・・。起きる場所は1位:ふくらはぎ、2位:土踏まず、3位:足の指。発生時期は、「寝ている時」がトップ。夜明けに毎朝この症状に襲われるため、毎日恐怖を抱きながら過ごしている女性も紹介されました。

さて「こむら返り」はなぜ起きるのでしょうか? 寝ている間に、体内の水分が失われて血液の流れが悪くなり、筋肉の収縮・弛緩がなめらかにできにくくなるためとの説明でした。ふつうこむら返りの起きない学生9人をサウナに入れ、たっぷり汗をかかせたあと、足の筋肉に負荷をかけると、なんと5人にこむら返りが発生しました。

脱水状態になると、末梢にいく血液の循環が低下します。縮んだ筋肉をもとに戻すのに必要な物質が供給されません。朝方に多発する理由には、日中と朝方の温度差も関係します。朝方の方が低温になりますからつりやすくなるというわけ。

筋繊維は、普通、全体が同じように伸び縮みします。一部の繊維だけ縮みっぱなしになると神経を圧迫し、激痛の走る「こむら返り」となります。ただし、なぜ一部の筋肉が収縮したままになるのか、その理由はわかっていません。

「こむら返り」の予防には、まず水分を十分補給すること。寝る前に水をたっぷり飲むと発生がかなり抑えられます。

もうひとつ効果的なのがクエン酸。クエン酸はレモンや梅干に含まれ、筋肉がスムーズに伸び縮みするのを助けます。三洋電機のラグビーチームは、3年前まで下位に甘んじていました。前半リードしていても、後半に選手が足つりを起こし、逆転負けしていたのです。チームドクターは試合前にバナナを食べさせたり、糖分の大量補給まで考えました。あるとき、陸上選手が足つり対策としてクエン酸を愛用していると聞き、さっそく選手に飲ませました。するとこむら返りを起こす選手が激減、試合終了まで前半と同様に活躍できるようになりました。そしてついに2008年3月、日本一に輝いたのです。

足つり対策として、「糖分をとってもミネラルをとっても、それだけではダメ。筋肉の潤滑剤、クエン酸が必要」とのお話は貴重でした。

もっとも、クエン酸は極限まで筋肉を使う場合に大きな効果があらわれるとのコメントもありました。

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