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05/19/2008

信じられない物語、でも真実

5月17日封切の映画「チャーリー ウィルソンズ ウォー」を見てきました。いかにもアメリカ的な映画です。アメリカの大義というか、大国としての誇りや国のあり方までわかります。そして、その後の、9.11やイラン戦争にもつながる歴史の流れをも提示しています。主演はトム・ハンクスとジュリア・ロバーツです。

主人公チャーリー・ウィルソン(トム・ハンクス)は、実在するテキサス州選出の下院議員。1980年代の米ソ冷戦期に、アフガニスタンからソ連を撤退させるきっかけを作った人だそうです。ところがこの男、酒好き、女好き、パーティでストリッ*パーとお風呂?に入ったり、ドラッ*グを楽しんだり・・・というお気楽議員。しかも事務所にいるのはすべて超美人の女性秘書、名づけて「チャーリーエンジェル」軍団。

ひとりの国会議員が、いかにして世界を変えたのか…がこの『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』のテーマです。「誰よりも平和を望む優しさと揺るぎない愛国心、そして悲劇を見過ごせない正義感」を持つ彼は、ソ連に攻められ苦境に立たされるアフガニスタンのニュースを目にして、即行動に移します。テキサスで6番目の女富豪・ジョアン(ジュリア・ロバーツ)とCIAのガストと共に極秘作戦を実行するのです。

最後にチャーリーが発する一言には、はっとさせられます。ソ連のアフガン撤退のためアメリカが当初準備したのは500万ドル。チャーリーはこれを10億ドルまで引き上げさせて作戦を成功に導きました。しかし、その後の平和的な出費1,000万ドルを認めさせることはできませんでした。

映画には出てきませんが、アメリカの支援ストップは、結果的にタリバンの勢力拡大を招き、9.11同時多発テロへとつながり、今日の混乱を招くことにもなっているといいたいのかもしれません。

歴史の教訓を扱い、戦闘シーンやアフガンの兵士が肩にかついだ銃?でソ連のヘリ等を撃ち落す場面、難民キャンプの悲惨な光景等をふんだんに映しながら、一方では美人やお色*気まで取り込むというのは、さすがハリウッドと思わずにはいられません。

(文中*は無視してください)

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