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12/25/2008

消えた総コレステロール

産経新聞12月25日付朝刊「正論」は、中原英臣氏(新渡戸文化学園短大学長)の「コレステロールは悪玉ではない」。

今年4月からスタートしたメタボ検診に、総コレステロールは入っていないそうです。これまで健康診断や人間ドッグで行ってきた総コレステロールのチェックが医学的に何の意味もなかったことを厚生労働省が認めたということ。

じつは「血液中の総コレステロール値が高いと動脈硬化が進行する。総コレステロール血症は心筋梗塞や脳梗塞の危険因子である」・・・と言われてきたのは今では間違い。

そもそも血液中の正常値150~220mg/dlに医学的根拠がない・・・30年前には正常値が130~250でした。いつのまにか220に下げられ、このため日本人の6人にひとり、2300万人が高コレステロール血症にされてしまいました。

国際的にも日本の値はおかしい。アメリカでは30代は日本と同じですが、40代は245未満、50歳以上は265未満。日本のように、年齢によらず同じ正常値というのはおかしい。

正常値が220未満だと、閉経後の女性の55%が高コレステロール血症になります。欧米では5%なのに・・・。理由は簡単。閉経後の女性は50歳以上ですから、欧米では総コレステロールの正常値は265未満なのです。

そもそもコレステロールは女性ホルモンを合成する材料ですから、女性ホルモンを合成しなくなった閉経後の女性の血液中の総コレステロールが高くなるのは自然なことです。

さて、最新医学の常識は、「総コレステロールは、心筋梗塞や脳梗塞に原因となる動脈硬化と直接に結びつくものではない」。「動脈硬化の真犯人はコレステロールや悪玉コレステロールそのものではなく、悪玉コレステロールが活性酸素によって酸化されることでできる酸化変性LDLである」。

心筋梗塞や脳梗塞の予防には、悪玉コレステロールの酸化を防ぐこと、すなわち抗酸化物質(赤ワインに含まれるポリフェノール等)を摂取することが必要になります。

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