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01/30/2009

海賊の海へ

外交評論家・岡本行夫さんが1月30日付産経新聞に、「海賊の海への自衛艦派遣」という文章を書いています。

・ソマリア沖で昨年海賊に襲われたのは100隻以上。日本関係の船舶も3隻が乗っ取られ、他に3隻が攻撃された。欧州との交易が脅威にさらされている。

・中国、マレーシアも含め、約20カ国の軍艦が海賊対策に参加している。海賊は軍艦の姿を見れば逃げ出す。日本の船もこれで救われている。示威行動による抑止が重要。

・海賊は紀元前から存在していたが、いまやロケット砲と近代的IT機器を駆使する襲撃者。漁民と地方軍閥が結びついたものだ。いまやソマリア最大の生業(なりわい)になっている。

・海賊達は、放水するしか防衛手段を持たない商船に乗り込んで、船ごと連れ帰る。逮捕されても、文明国側は法律を守るから、命に別状はない。年収600ドルの生活から海賊になれば、年間5万ドルの収入が得られる。

岡本さんは、社民党の福島瑞穂党首の、「ソマリア沖の海賊退治のための自衛隊派遣に反対。法律を作ってもダメ。命が大事です」という発言を批判しています。
「命が大事なのは他の国の人々も同じだ。日本船護衛の危険は他の国のひとびとに負わせろ、ということは倫理上も許されない。結局、日本が欧州との交易をやめるしかない。福島さんは聴衆にそう明言すべきであった」

日本と欧州の交易も大事というなら、海賊対策の具体的な方策を提示しなければ政治家とはいえないでしょう。お得意の「話し合いで解決する」などという非現実的な回答でなく・・・

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