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01/06/2009

広島言葉と「夕凪の街 桜の園」「この世界の片隅に」

この正月、読書?をしました。こうの史代さんの「夕凪の街 桜の園」、「この世界の片隅に」(上、中)(双葉社)。

前者は、昨年話題になった田中麗奈さんや麻生久美子さん出演映画の原作です。もっとも映画は見ていないのですが・・・。

原爆の悲惨さを描いた漫画にも関わらず、「はだしのゲン」と違ってストレートな悲惨さはほとんど描写されていません。わずか98ページのコミックの中に、じつに深い意味が込められています。しかもけっこう難解です。何回読み直しても、つながりがよく分からない部分もあります。

Wikipediaによれば、「3つの話を通して、3世代にわたる家族の物語がつながる構成になっている。両作とも、主人公に思い出したくない記憶があり、それがふとしたきっかけで蘇ることが共通している。さらにはそこで終わらず、原爆に後世まで苦しめられながらも、それでもたくましく幸せに生きてきた戦後の日本人をやさしい目線で見つめたラストが用意されており、その点がこれまでの原爆漫画とは一線を画していると言える」。

ところでこれらのコミックには、広島弁がふんだんにでてきます。広島生まれの私には懐かしい言葉ですが、注釈を読まなければ理解できない人も多いでしょうね。以下、「この世界の片隅に」(上、中)に出てくる広島言葉の一例です。
< >は広島弁、( )は標準語。

 「<よいよ> いらん事するわ」  (まったく)
 「<にいな> のを一本」  (新な=新しい)
 「今回 <せいて> 済まんかった」 (急いで)
 「<よいよ> 物騒になってきましたのう」  (ますます)
 「<ヤネコイ>」  (苦心する)
 「<ホゲタ> 靴下」  (穴のあいた)


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