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04/29/2009

漢字検定に受験の価値なし

産経新聞4月26日付に、中国学の第一人者加地伸行大阪大学名誉教授(現立命館大学教授)が漢検の真の問題点を指摘されています。確かに、漢字を覚えるだけでは、単に知識にとどまってしまいます。漢文が伝える古からの道徳観や思想に触れて、自分の行動や考え方に生かすことが大切でしょうね。加地先生がいつもおっしゃていることですが・・・

・漢検の主題はほとんど意味がない。もちろん受験するだけの価値はない。私は中国学の専門家であり、漢字問題についても一家言を有している。その立場からの発言だ。

・漢検の問題のほとんどは、漢字の知識テストにすぎない。知っているかどうかを問うだけのことである。テレビのクイズ番組と同じ。典型的な知識尊重だけであって、応用とか、それを通じてものごとを考える力を測るといった、真の国語力養成にはつながらない。(←確かに・・・。もっともある程度は、まる暗記して覚える努力も必要では)

・漢検ファンに質問しよう。次のことばの□にもっとも適当な漢字を補え。「北□四九」。正解は「本」。なぜなら北海道、本州、四国、九州。(←慶応の小学校の入試に出た問題だそうです)。

・昨年、麻生首相の漢字が読めないとさんざん悪口を言っていた人の99.99%は「稟議書」を「りんぎしょ」と読んでいる。正しくは「ヒンギショ」である。「稟」を「リン」と読むときは「倉庫」、「ヒン」と読むときは「申し上げる」の意味。「リンギショ」なら倉庫について議論しようということになる。(←国語辞典が「リンギショ」と読ませていますから、ヒンギショなんて常人はいえませんわなあ・・・)

・4字漢字熟語など、知っているだけでは意味がない。文章を読むことが大切だ。例えば、「巧□令色」とあれば「巧言令色」と補うだけでなく、巧言令色だと鮮なし仁になるぞという「論語」の主張を理解することが大切なのだ。
(←ごもっともです)。

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