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12/12/2009

なぜ2位ではいけないのか

「正論」がなかったので「週刊新潮」を買ってきました。

特集は「日米同盟崩壊の日」。このままではとんでもないことになる、と思わせる記事が並んでいます。そういえばさきほどの読売テレビに首相のブレーン・寺島実郎氏が出演、「日米の関係を再構築すべきときだ」と抽象論を話していましたが、「普天間は日米合意の線で」と取れる発言も。あれ?

「反米」レッテルを貼られ、アメリカ要人からすべて会談を拒否されていると伝えられる同氏ですが、「訪米目的は定点観測だった」。

同誌で共感を覚えたのは、藤原正彦先生の「気合でエイヤー」。

・「なぜ2位ではいけないのか」と詰問したのには驚かされた。発見とは「世界で初めて」が定義であり、二番目の論文はゴミ箱に捨てられるだけ。二番はビリと同じなのだ。

・ゼロ査定されたロケットのような大型開発は一旦中止してしまうと回復が困難。安全保障上の意義さえ忘れている。

・矢継ぎ早の攻撃的質問という下品な状況。

・費用対効果と天下りがいるかどうかばかりに捉われた人々による仕分け。

・費用対効果は科学研究にタブー。素粒子や宇宙科学の経済効果は百年以上ゼロ。基礎科学の十年後の経済効果もゼロ。民間ができないから国がする。壮大な無駄使いをする国でのみ、画期的発見や革新的技術が生まれる。

・国家の品格に関わる深い考察が必要。官叩きという国民的熱情を背に居丈高な政治家が、短時間の議論で気合もろともエイヤーと決めることではない。


批判された蓮紡が、「2位ではいけないのかと質問すれば、必要性をちゃんと説明すると思っていた。しかし納得できる回答はなかった」とあとづけの言い訳をしていまいた。
文科省のお役人に同情するなあ。水戸黄門気取りの科学技術を語る資格もない人間から、あまりにも非常識なことを突然詰問されたら、驚きのあまり口が開くなっても不思議ではない。

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