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03/30/2010

悪女学研究所

きのうの産経新聞記事には驚きました。悪女学研究所所長藤田尚弓さんという美女のインタビュー記事です。

「悪女学研究所というと悪女を育てる学校のように思われますが、実際は『歴史上の悪女』の研究会です。歴史には女性が働くための教訓や処世術がいっぱい詰まっているんですよ」

<“研究員”は、現代の悪女たち。悪女とはずいぶんセンセーショナルな響きだが、「働く美女」であることがメンバーの条件だ。
 1カ月おきに勉強会を開き、著名人を招いて講演してもらう。後半ではお酒を飲みながら、キャリアウーマンならではの悩みや恋愛話に興じる。気がつけば、“同志”は約400人に増えていた。

 「男性社会で女性が働くには、女を捨てて男と同じ土俵に乗らないといけないのか。私は違うと思う。女性の得意なところを生かしながら、しなやかに成果を出す技が必要なんです」>

茨城県の警察署を結婚退職した後離婚、銀座のクラ*ブホ*ステスに転身し、再婚、出産、再び離婚、と紆余(うよ)曲折を重ねてきたお方だそうです。昭和47年生まれといえば、私が就職して2年目。

今年1月、悪女テクニックをまとめた「『悪女』の仕事術」(ダイヤモンド社)を出版したそうですから、興味のある方はお読みになったらどうでしょう。きっと面白い内容でしょう。

(文中*は無視してください)

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03/29/2010

油麩丼

Ebisuさんの親戚から取り寄せた宮城県登米名物「油麩丼」。
B級グルメとしてテレビでしばしばお目にかかる絶品です。

本日、料理して食べました。写真でどうぞ。

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油麩丼の会名誉会員 東北大教授川島隆太先生がこんなお話を・・・

<油麩丼で脳を鍛えることができるでしょうか?昭和の時代であれば、脳の伝達物質であるグルタミン酸がたくさん含まれているので、脳に良い!と言えたのですが、残念ながら食べるだけで脳を鍛える効果はありません。でも、安くて栄養豊富、しかもおいしい油麩丼で「心」が元気になることは保証します>

ちなみに会長さんは海老名康和氏です。

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03/28/2010

高野聖(こうやひじり)

泉鏡花の幻想的作品。ぞくっとするようなストーリーです。

仏のような心を持ちながらも、妖術を使う二面性のある美女と煩悩に迷う若き修行僧の不可思議な物語です。

「手をあげて黒髪をおさえながら腋の下を手ぬぐいでぐいと拭き、あとを両手で絞りながら立った姿、唯これ雪のようなのをかかる霊水で清めた、こういう女の汗は薄紅になって流れよう」
「さも嬉しそうににっこりしてその時だけは初々しゅう年紀も七ツ八ツ若やぐばかり、処女(きむすめ)の羞(はじ)を含んで下を向いた」

朗読は寺田農さん。

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野菊の墓

伊藤左千夫の「野菊の墓」。

この舞台は松戸から2里ばかり下った矢切村。「矢切の渡し」で有名なところです。以前、寅さんの葛飾柴又に出かけたとき、ちょっと足を伸ばして堤防まで歩いて眺めたことがあります。

「僕はもとから野菊がだい好き。民さんも野菊が好き・・・」
「わたしはなんでも野菊の生まれ返りよ。野菊の花を見ると身ぶるいの出るほど好ましいの。どうしてこんなかと、自分でも思うくらい」
「民さんはそんなに野菊が好き・・・道理でどうやら民さんは野菊のような人だ」

青春小説の代表作のような日本文学ですが、いまの人は読んだことがあるのでしょうかね。
昔なら中学生向き学習雑誌に、必ずダイジェスト版が取り上げられていたものですが・・・

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03/22/2010

耳無芳一と「壇ノ浦は2つあった!」

小泉八雲の「怪談」の中に、「耳無芳一」の話があります。最近、林隆三さんの朗読で聴いたばかり。

<700年以上も昔のこと、下関海峡の壇ノ浦で、平家すなわち平族と、源氏すなわち源族との間の、永い争いの最後の戦闘が行われた。この壇ノ浦で平家は、その一族の婦人子供ならびにその幼帝、今日安徳天皇として記憶されている、とともに、まったく滅亡した。そうしてその海と浜辺とは700年間その怨霊に祟られていた>

この中にも記述されているように、壇ノ浦は下関ですね。北九州に長く住んでいましたので、当然の知識?

ところで源平合戦で有名な地名として、他に香川県の屋島があります。いまは高松市内です。きのう高松の人と話していたら、「屋島のダンノウラで源平合戦がありました」と言われて、「えっ?」。壇ノ浦は下関でしょう?

さっそく地図を調べると、確かに屋島にもダンノウラの地名が・・・
これは偶然でしょうか、それとも源平合戦にちなんだ意味があるのかどうか。頭がこんがらがってきました。

ということでさらに調べると、こんな記述を見つけました。

<同様に源平合戦(屋島の戦い)の舞台となった香川県高松市屋島東町にも「だんのうら」と呼ばれる地名があるが、こちらは「檀の浦」(檀がきへん)と書く>

すなわちどちらのダンノウラも源平合戦の古戦場ですが、「那須与一が扇を射たのは屋島の檀ノ浦」で、「平家が滅亡したのは下関の壇ノ浦」というわけ。

へえー、これは知りませんでした。なんでも興味をもって調べてみるものですね。

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時をかける少女

過去に作られた同じ原作の映画やアニメ、テレビドラマのストーリーがあまりよく頭に入っていないのですが、今回の映画を見て、いきなり安田成美さん演じるお母さんの登場に、「あれ? こんな話だっけ?」

作品ごとに設定がいろいろ変わっているようですね。今回はお母さんの恋人に伝言を伝えるため、娘がタイムスリップする物語。しかも間違って2年後の世界にたどり着いてしまいます。

原田知世さん主演ですっかり有名になった映画「時をかける少女」(1983)は、広島出身の私にとって尾道がロケ地だった映画だけに記憶に残っています。原田さんの歌も大ヒットしました。

そういえば原田知世さんの「ブレンディ」のCMも4年くらい続いていますね。

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03/21/2010

今の武蔵野は林である

国木田独歩の「武蔵野」。中学生のころ、筑摩書房版「日本文学大系」の1冊を新婚ほやほやの小学校の先生から借りて読んだ記憶があります。

10年ほど母が西東京市(小金井あたり)に住んでいたおかげで、昨年まで年に2,3回は訪問していた「武蔵野」のかつての姿を美しく描写してあります。

<小金井の茶屋の婆さんが「今時分、何しに来ただア」「桜は春咲くこと知らねえだね」。自分は夏の郊外の散歩がどんなに面白いかを婆さんの耳にも解るように話してみたが無駄であった。東京の人は呑気だという一語で消されてしまった>

明治時代の武蔵野は、東京の都会から離れた楢林や田畑いっぱいの田舎だったようです。春夏秋冬を通じ、様々な光景を呈するその妙を感動的に綴っています。

朗読は、大和田伸也さん。

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馬鹿野郎と罵られた吾輩

「馬鹿野郎」と言われたのは、我慢できなくなって、用を足すために写生中の主人の前から這い出した吾輩。

<この主人は人を罵るときは必ず馬鹿野郎というのが癖である。外に悪口の言い様を知らないのだから仕方がないが、今まで辛抱した人の気も知らないで、無暗に馬鹿野郎呼ばわりは失敬だと思う。(中略)元来人間などというものは自己の力量に慢じて皆んな増長している。少し人間より強いものが出てきていじめてやらなくてはこの先どこまで増長するか分からない>

ご存知、夏目漱石の「吾輩は猫である」の一節です。
今読んでも愉快な文明批評(人間批評?)、草刈正雄さんの少々投げやり風朗読がぴったりです。

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03/20/2010

受け付けてもらえなかった1万円

先日、某ネット銀行のカードを初めて使いました。いつもネットでの振り込みしかしてなかったものですから、コンビニATMで預入や引出ができるのか確認しておこうと思って。

まず引出は成功。次に用意してきた10万円を預入したところ、「あれ? 1枚残っている」

預入できなかった1万円札をよくよく見ると、一部が破れています。ATMにとってこういう紙幣はニセモノと判断されるようです。

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03/19/2010

ふざけた回答

若い営業マンが新聞記事を見ながら「ローモ材ってなんですか?」

「ローモ」はめっき前のブリキ原板のことですが、そもそも「ローモ」の語源はなんだろう?と思って検索すると、Yahoo知恵袋にそのものずばりの質問が出ていました。「ローモ材は何語ですか?」

ベストアンサーに選ばれていたのは、「ローモ材は日本語です」。へーえと思って次を読むと「ローモはおそらく外来語でしょう」。

何ですか、この回答は。ちっとも回答になっていません。「材」がついていれば日本語、その前のカタカナはおそらく外来語とは・・・

そこでさらに検索すると、ありました。1934.6.20(S9)の時事新報という新聞に「世界市場に咲かす<製鋼業の華>ブリキ 国内自給からさらに輸出へ」。この記事の中に「イギリスの錻力(ブリキ)板工業は父子相伝の秘法を以てウエールス錻力板の名声は世界に冠絶し「ロームア」地方の名が今尚、「ローモ板」(原板)として市場に通用している」。

知りませんでしたね。ロームの語源が大昔のイギリスのブリキ生産地の名前だったとは。

それにしても、「ローモ材は日本語、ローモは外来語でしょう」には参りましたね。

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03/17/2010

ラスパを殺した仕分け人

11年間お世話になってきた大阪市の健康施設「大阪市立ゆとり健康創造館・ラスパ」が今月限りで廃業します。ATC、WTC、フェスティバルゲートと相次いででたらめな箱モノ行政で市民の税金を次々無駄に使ってくれた大阪市が、またまた126億円もかけて造った施設をたった11年で廃棄してしまうという大失態。憤懣やるかたない気持ちと、あきらめの気持ちが半ばしているのが、長年お世話になってきた利用者たちです。役所仕事の無責任ぶりには、ただただあきれるばかり。

昨年12月、突然の新聞記事で廃業を知り、みんな驚きました。しかし、市から公式発表はまったくありませんでした。やっと2月に届いた委託業者からの「営業終了のお知らせ」に添付されてきた大阪市経済局の文書には唖然・・・

業者の文書は「誠に残念な結果となりましたが・・・」「日ごろよりご愛好いただいている会員様には、深くお詫びを申し上げるとともに・・・」と実に丁寧な内容でしたが、市の文書の方は、悪いのは「周辺に低料金の銭湯やフィットネス倶楽部が出来たこと」と開き直り、「市が維持する意義が薄れてきたため、3月末にすべての営業を終了することとして、廃止手続きを進めていまいります」と反省の色、まったくなし。そもそも「11年で老朽化」した施設を造り、管理してきたのはどこのだれですか? 利用者無視の姿勢にはただただ驚くばかり。

そもそも、市はどれだけの営業努力をしてきたのでしょうか? 「経営的に大変なので、会費値上げや会員増加に協力してくれ」などと言われたことは一回もありません。建設時の収支計画は、いったいどうなっていたのでしょうか? なぜ見通しを誤ったのでしょうか? 「近所に安い銭湯やフィットネス倶楽部ができたから」などという言い訳を「ああそうですか、よくわかりました」と市民が納得するとでも思っているのでしょうか? 大阪市の役人連中は、民主党政権と同じ。まったく信用できません。民間企業なら責任者はとっくに首でしょう。

たまたまネットを見ていたら、「ラスパ」の事業仕分けの詳細報告書が載っていました。一読してあきれたのは、仕分け人のアホぶり。この連中は施設まででかけて行って利用者の生の声を聞いたり、実態を自分の目で確認したのでしょうか。

「中小企業支援の福祉施設という前提が、一般利用者に開放した段階で崩れている。民間業者に勝てるわけがない。使命はすでに終わった。廃業すべき」などと主張していますが、スタート時から「ここは中小企業の福祉施設」と思っていた利用者なんてほとんどいなかったはず。私が知っている利用者はすべて一般の市民です。仕分け人AとかBとか卑怯にも匿名で記載されている連中の認識は、実態と相当ずれています。リハビリのために通っている人も、定年を迎え健康のために楽しみながら通っている老夫婦もたくさんいます。むしろ大半がそういった利用者なのです。市民のために開かれたすばらしい健康施設という実態を無視し、名目上だけの「中小企業のための・・・」を錦の御旗にして、「ラスパ」の息の根をとめた仕分け人には大いに怒りをぶつけたいですね。

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03/14/2010

村田幸子さんの「大阪仲間ぐらし」

産経新聞夕刊「新 関西笑談」に最近連載されたのは、元NHKアナウンサー&解説委員の村田幸子さんと石野伸子編集委員の対談。

村田さんは最近、東京の自宅生活だけでなく、芦屋に知人が集まって「大阪仲間ぐらし」もされているそうです。

3月5日付第5回に「へこたれない自分」についてこんな発言が・・・

<私が自慢できることがあるとしたら、4度の手術をへて元気で働いてきたことね。生まれつき股関節に支障があって43歳で大手術をして半年間入院生活をしました。その後も悪くなって左右それぞれ再手術をしました。その間に、大腸がんの手術もしました。4度の手術で学んだのは、人には失われていくものがあるということ。どう頑張っても自分の力で乗り越えられない壁がある。あきらめなくてはいけないことがある。それを認める。高齢者になってつくづくわかるのは持っていたものがどんどん失われていく事実ですね。体力も経済力もときに家族も友達も。これを受け入れることが難しい。私はそれを40代で学んだから、いまとても楽ですね>

石野さんの「考えてみたら友達は増やすことができるかもしれない」を受けて、
<そうなの。以前、俵萌子さんが年取って親しい人がどんどん亡くなって寂しい、でも寂しいがってもだめだから自分は新しい友達をつくるのだ、と話すのを聞いて目からウロコでした。ああ、新しい友達をつくればいいんだ。それには自己をメンテナンスをしないと人は寄ってきません。そうして人間関係をふくらませて今がある>

あのNHKで大活躍されていた上品なアナウンサー、後に解説委員をされた村田さんの興味ある発言には、なかなか味があります。40代でそんな大変な体験をされていたとは知りませんでした。

対談は「ところで、女性で仲間ぐらしに関心を持つ人は多いと思いますが、男性同士でありますかね」という話題に移るのですが、村田さんの回答は、
<男同士? ないんじゃない。無理でしょ。気位が高くて群れるのをいやがるし。それに生活能力がない>と否定的。
引き続き、理由がいろいろ書いてあります・・・

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米人の半数、「温暖化は誇張」

ギャラップの最新調査結果が産経新聞3月12日夕刊に載っていました。

地球温暖化の深刻さが「誇張されている」と考える人が5割、脅威とみる割合が大幅に減少。国連報告で研究者がデータを操作していたことが発覚したためのようです。

48%の人が「誇張されている」と回答、1997年の調査開始以来、最高の数字です。「温暖化の影響はすでに始まっている」「数年以内に始まる」が昨年の58%から53%に減少、「起こりえない」「生きている間には起きない」が4%増えて35%に。

温暖化の原因は「人類の活動」が2008年の58%から50%に下落、「自然が原因」は38%から46%に増加しています。

判断材料のもとになっていた資料が疑われているのですから、人々の考え方に影響を与えて当然かもしれません。おもしろい世論調査です。日本でこんな継続調査はされていないのでしょうか。

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03/13/2010

噂のモーガン夫妻

ヒューグラントとサラ・ジェシカ パーカーのラブコメディ映画「噂のモーガン夫妻」を見てきました。

「浮*気したけど、妻が好き」そんなのアリですか?(チラシの文句)

殺人事件に巻き込まれた別居中の超セレブカップル。犯人に顔を見られた2人は、「証人保護プログラム」によりワイオミングのド田舎に送られます。

ヒューグラントといえば、「ラブ・アクチュアリー」「ノッティングヒルの恋人」などに主演したラブコメのヒーローですね。きょうMOVIX堺でもらった「シネコン ウォーカー」3月号に、松川淳氏がこんな記事を書いています。

<普通、ラブコメといえばヒロインに注目が集まる。90年代はジュリア・ロバーツとメグ・ライアンが二大横綱。99年の「ノッティングヒルの恋人」で、ラブコメの王位はジュリア・ロバーツからヒュー・グラントに引き継がれた。「噂のモーガン夫妻」もおヒューのおヒューによるおヒューのための映画>

顔の長いパーカーの方は、「セック*ス・アンド・ザ・シティ」に出ていた女優さん。あまり記憶にありませんでしたが・・・そういえば。


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03/12/2010

廃業した企業は・・・

3月10日、早朝から某社の「業界紙読み解き講座」に参加。営業の若手連中に商社出身の専務が時事問題を取り上げてわかりやすく解説する各支店をテレビ会議で結んでのユニークな研修です。毎回私も参加し、講義内容の理解度をチェックする問題と回答例を作成し1枚のシートにまとめて全社に流します。

当日のテーマは日経新聞の記事「鋼板値上げ」。ふと記事の横を見ると、「商品先物会社 X社廃業 売買低迷響く」という見出しが・・・

昔、どこかで聞いたような・・・。ああ、そうだ、以前ときどき電話をかけてきていた男の会社です。こちらは全然知らないのに、慣れ慣れしい声で、「X社の○○です。商品先物の会社ですが・・・」と売り込み。全然興味を示さないものですから、あまりしつこくはなかったのですが、「いま近所に来ているので寄りたい」とか、「以前、電話した○○です。覚えていますか」とか、あきずもせずによく電話をかけてきました。どうやら大学の名簿を入手しての勧誘だったようです。

「そうか、あの会社も潰れたのか・・・」、新聞を広げるといろいろな情報が飛び込んできます。

ところでその日の産経に、「日経新聞、初の赤字決算」との記事が載っていました。広告料が3割減り、全部門赤字だそうです。新聞業界の苦境はとどまるところをしらないようですね。

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03/08/2010

サンドラ・ブロック アカデミー賞主演女優賞!

今朝のテレビで、サンドラ・ブロックが 「ゴールデンラズベリー賞」(最悪女優賞)受賞という信じられないニュースをやっていて、「今年のアカデミー賞主演女優賞は彼女に違いない」と思っていただけに、「なんだ、これは!」と憤懣やるかたなく出勤したのですが・・・

結局、本家アカデミー賞主演女優賞もサンドラ・ブロックでしたね。当然でしょう。
それだけ価値のある映画でしたし、彼女の演技も卓越していました。まさに適役。

しかし、最悪と最高を両方受賞するとは・・・最悪の理由は何だったのでしょう?

http://terusakura.air-nifty.com/tetsus_top/2010/02/post-b554.html

さて、冒頭に書いた「2009年の最低だった映画と俳優を表彰するラジー賞こと第30回ゴールデンラズベリー賞の授賞式」の様子を書いた記事によれば・・・(eiga.com)

<当然のことながらめったに受賞者が出席しないことで知られる同賞の授賞式に当のブロックが姿を現すと、客席はスタンディングオベーションに。台車いっぱいのDVDをたずさえて舞台に上がったブロックは、「何となく、誰もこの映画をちゃんと見ていない気がするの。だって、本当にしっかりと見てくれていたら、私はここにいないはず」と言い放ち、「だから、皆さんに1枚ずつ『オール・アバウト・スティーブ』のDVDを差し上げます。必ずこれを見て、そして本当に最低の演技だったかどうか再考すると約束してくれたら、私は来年またここに来ます。そして、ラジー賞を返却するわ」と宣言して大喝采を浴びた>

さすがサンドラ・ブロックですね。こちらの授賞式にもちゃんと出席して、自分の言葉で主張すべきは主張しています。

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03/07/2010

幸田露伴と「年増ぎらいでも褒めずに・・・」

幸田露伴の「五重塔」。

腕はいいが世間から評価されない貧しい大工・のっそり十兵衛が、五重塔の棟梁として世間を見返す物語です。源太とお寺の上人、十兵衛が世話になっている棟梁・源太の人間関係や感情を軸にストーリーが展開します。

露伴は、源太の女房をこう描写しています。

<男のように立派な眉をいつ掃(はら)いしか剃ったる痕の青々と、見る眼も覚むべき雨後の山の色をとどめて翠の匂い一トしほ床しく、鼻筋つんと通り目尻キリリと上り、洗い髪をぐるぐると酷く(むごく)丸めて引裂紙(ひっさきがみ)をあしらいに一本ざしでぐいと留めを刺した色気無の様はつくれど、憎いほど烏黒(まっくろ)に艶ある髪の一ト綜二綜(ひとふさ)後れ乱れて、浅黒いながら渋気の抜けたる顔にかかれる趣は、年増(としま)嫌いでも褒めずには置かれまじき風体(ふうてい)、・・・>

30歳前後の女性像を、ここまで生き生きと、繊細かつ豪快に描写する幸田露伴の筆力はすごい、と感心しながら50年ぶりに幸田露伴の文章に接しました。

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03/06/2010

森鴎外と「語学の天才」

森鴎外の代表作「舞姫」は、太田豊太郎が大学卒業後、中央省庁に勤務して3年後にドイツに赴任し、舞姫エリスと出会い、やがて彼女を捨てて帰国する悲しい物語。

この中で、明治時代の人はすごい!と感心するのが、語学力。太田豊太郎がベルリンに赴任したころの記述にこんな表現を見つけました。

<ベルリンでは、日本での勉学の甲斐あって、言葉の問題はまったくなかった。順調に公務をなし、そのかたわら大学で政治学の講義を受講しさえした>

当時、日本での外国語教育はどんなふうに実施されていたのでしょうね。テープや外国語放送があったわけでも語学番組や洋画を見られたわけでもなかったでしょうに。ドイツ人教師から直接学んだのでしょうか?

それにしても、言葉の問題がまったくなかったとは! 森鴎外自身の体験を書いているのでしょうから嘘ではないでしょうね。明治時代の日本人は語学の天才だった?

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二葉亭四迷と「狆(ちん)」

言文一致体を生み出し、近代日本文学の出発点といわれる二葉亭四迷の「浮雲」。そのなかに「狆(ちん)の口めいたビスマルク髭」という表現がでてきます。狆はもちろんイヌのチンのこと。明治時代の小説にでてくるということは、当時かなりポピュラーなイヌだったということですね。

外国原産のイヌかと思っていましたので、「えっ?」と思って調べると、なんと日本原産のイヌ。しかもわが国で室内飼育(お座敷犬)とされた最初の犬だったそうです。明治から大正にかけて愛玩犬(抱き犬)としてもてはやされました。ちなみに狆は和製漢字。江戸時代に大奥での栄華を極める狆の飼育が発端となって、各地の大名が競って飼育を始め珍重された歴史を持つと書いてありましたのでびっくり。

浮世絵版画と狆は、当時の我が国の主要輸出品目に数えられたと知り、ますます驚きました。さらに、ペリーが最初に持ち帰った4頭の狆の内2頭はイギリスのビクトリア女王に渡り寵愛を受けた・・・狆ってすごい!

もっとも大正時代に減少し、その後、日本原産にもかかわらず国内では珍しい存在になった時期もあったそうです。

小型犬を「ちん*ころ」と呼ぶのは「狆」からできたことばですね。

(文中*は無視してください)

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地球温暖化論への懐疑

先日も書きましたが、3月2日付産経新聞に古森義久ワシントン駐在編集特別委員が「地球温暖化論への懐疑」と題する記事を執筆し、最近のアメリカの様子を伝えています。

「ヒマラヤの氷河が2035年までにみな解けてしまうという予測には根拠がなかった」、「アフリカの農業生産は20年までに半減するという予測も間違いだった」、「アマゾンの熱帯雨林は40%以上が危機に直面するという記述にも科学的根拠がなかった」、「オランダの国土は地球温暖化のために、すでに55%が海抜ゼロ以下になったという発表はミスで、実際はまだ26%だった」・・・

こんな事実が次々に判明し、アメリカでは地球温暖化への疑念がどっとぶつけられる事態になったそうです。

地球温暖化のバイブルとされた国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」報告書が嘘だらけとわかり、アメリカでも地球温暖化論への懐疑や批判が米国の議会や経済界で広がっているのです。07年にIPCCが公表した3000ページもの報告書は、温暖化の主犯を人為的な温室効果ガスと断じ、ゴア元副大統領とノーベル平和賞まで受賞しました。

ところが、その内容にとんでもないミスが次々見つかったのですからたまりません。しかもIPCC自身が非を認めたものですから大変な騒ぎになりました。

米国ではいままで、地球温暖化に少しでも疑問をはさもうものなら、「産業界のイヌ」「頑迷な反動分子」と袋叩きの目に合っていました。民主党リベラル派が主導する環境保護対策に都合のよい筋書きで話は進んできたのですが・・・

最大の根拠とされた国連報告書が間違いだらけとばれました。報告書作成の中核を担ったイギリスの大学教授が、「データの意図的選別で温暖化を誇張した」ことを告白、「世界の平均気温はこの15年間、上がってはいない事実」を認めたのですから大変です。

こうした新事実を受け、米国の大物議員が相次いで地球温暖化への疑問を表明、経済界ではキャタピラーなど大企業3社がオバマ政権主唱の温暖化対策の推進組織から離脱、国連でもIPCCと連携して温暖化に警鐘を鳴らしてきた「国連気候変動枠組み条約」の事務局長が唐突に辞意を表明・・・

日本では、鳩山政権が実現不可能なCO2 25%削減を無責任にも勝手に国際公約してしまいました。さてさて、心配ですねえ、今後どうなるのでしょうか。国益を著しく損なうことだけは確かでしょうが。

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03/05/2010

いかなごのくぎ煮

今週、いかなご漁が解禁になりました。
いつもなら我が家でもすぐ買って来てくぎ煮をつくるのですが、今年は姫路の知り合いからさっそくどさっと送っていただきました。阪急ファミリーストアで40g入り300円で売っていましたので、買ったらずいぶん高そう。

日本郵便がくぎ煮用のプラスチックケース付き包装セットを売っていて、自宅で作ったくぎ煮を詰めればそのまま送れるようになっているそうです。包装の表に「おいしい春の風物詩 いかなごのくぎ煮」と書かれたシールが貼ってあります。

知人の家では毎年15kg作っているとのこと。30kg作ってあちこちに送る人もいるそうです。

姫路・神戸~大阪の人にとって、まさに「春を告げる風物詩」ですね。私も大好物です。

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