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03/17/2010

ラスパを殺した仕分け人

11年間お世話になってきた大阪市の健康施設「大阪市立ゆとり健康創造館・ラスパ」が今月限りで廃業します。ATC、WTC、フェスティバルゲートと相次いででたらめな箱モノ行政で市民の税金を次々無駄に使ってくれた大阪市が、またまた126億円もかけて造った施設をたった11年で廃棄してしまうという大失態。憤懣やるかたない気持ちと、あきらめの気持ちが半ばしているのが、長年お世話になってきた利用者たちです。役所仕事の無責任ぶりには、ただただあきれるばかり。

昨年12月、突然の新聞記事で廃業を知り、みんな驚きました。しかし、市から公式発表はまったくありませんでした。やっと2月に届いた委託業者からの「営業終了のお知らせ」に添付されてきた大阪市経済局の文書には唖然・・・

業者の文書は「誠に残念な結果となりましたが・・・」「日ごろよりご愛好いただいている会員様には、深くお詫びを申し上げるとともに・・・」と実に丁寧な内容でしたが、市の文書の方は、悪いのは「周辺に低料金の銭湯やフィットネス倶楽部が出来たこと」と開き直り、「市が維持する意義が薄れてきたため、3月末にすべての営業を終了することとして、廃止手続きを進めていまいります」と反省の色、まったくなし。そもそも「11年で老朽化」した施設を造り、管理してきたのはどこのだれですか? 利用者無視の姿勢にはただただ驚くばかり。

そもそも、市はどれだけの営業努力をしてきたのでしょうか? 「経営的に大変なので、会費値上げや会員増加に協力してくれ」などと言われたことは一回もありません。建設時の収支計画は、いったいどうなっていたのでしょうか? なぜ見通しを誤ったのでしょうか? 「近所に安い銭湯やフィットネス倶楽部ができたから」などという言い訳を「ああそうですか、よくわかりました」と市民が納得するとでも思っているのでしょうか? 大阪市の役人連中は、民主党政権と同じ。まったく信用できません。民間企業なら責任者はとっくに首でしょう。

たまたまネットを見ていたら、「ラスパ」の事業仕分けの詳細報告書が載っていました。一読してあきれたのは、仕分け人のアホぶり。この連中は施設まででかけて行って利用者の生の声を聞いたり、実態を自分の目で確認したのでしょうか。

「中小企業支援の福祉施設という前提が、一般利用者に開放した段階で崩れている。民間業者に勝てるわけがない。使命はすでに終わった。廃業すべき」などと主張していますが、スタート時から「ここは中小企業の福祉施設」と思っていた利用者なんてほとんどいなかったはず。私が知っている利用者はすべて一般の市民です。仕分け人AとかBとか卑怯にも匿名で記載されている連中の認識は、実態と相当ずれています。リハビリのために通っている人も、定年を迎え健康のために楽しみながら通っている老夫婦もたくさんいます。むしろ大半がそういった利用者なのです。市民のために開かれたすばらしい健康施設という実態を無視し、名目上だけの「中小企業のための・・・」を錦の御旗にして、「ラスパ」の息の根をとめた仕分け人には大いに怒りをぶつけたいですね。

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