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04/03/2010

おのれ、おのれ姦婦 やい!

<1月17日、宮さん、善く覚えてお置き。来年の今月今夜は、貫一はどこでこの月を見るのだか! 再来年の今月今夜・・・10年後の今月今夜・・・一生を通して僕は今月今夜を忘れん、忘れるものか、死んでも僕は忘れんよ! いいか、宮さん、1月の17日だ。来年の今月今夜になったらば、僕の涙で必ず月は曇らして見せるから、月が・・・月が・・・月が・・・曇ったらば、宮さん、貫一はどこかでお前を恨んで、今夜のように泣いていると思ってくれ>

ご存知、尾崎紅葉作「金色夜叉」の中で、もっともよく知られた場面です。

ところで、この後に続く貫一の言葉には、ぞっとさせられました。実は、いままで原作のこの部分を読んだことがなかったものですから・・・

<宮、おのれ、おのれ姦婦(かんぷ)、やい、貴様のな、心変わりをしたばかりに間貫一の男一匹はな、失望の極(きょく)発狂して、大事の一生を誤ってしまうのだ。学問も何ももう廃(やめ)だ。この恨みのために貫一は生きながら悪魔になって、貴様のような畜生の肉をくらってやる覚悟だ>

男もこうなると、怖いですねえ。悪女に続く話題としてはぴったり?

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