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06/19/2010

環境は怪しい

6月?日付けフジサンケイ・ビジネスアイに不思議な記事を見つけました。コンビニのミニストップが木造店舗を建設し、CO2排出量が鉄骨店舗より33%も削減できたという内容です。

ところが数字がおかしい。1店舗当たりCO2排出量は、鉄骨105.5kg、木造72.2kgと書いてあります。
粗鋼1トン造るのに製鉄所で排出するCO2は約2トンです。これは鉄鋼各社の「環境報告書」をみればわかります。鉄鋼製品になるまでの歩留りを考慮すれば2トン以上になる計算。
1店舗あたり105.5kgしかCO2を排出しないのなら、使用している鉄は約44kgという信じられない超軽量建築物になってしまいます。

一方、木造のCO2排出量算出の前提はどうでしょうか。鉄は廃棄後のスクラップを溶かして何回でもリサイクルできます。木材は廃棄された後、最終的に焼却処分となり大量のCO2を排出します。木材のCO2排出量はどこからどこまでをどういう前提で計算しているのでしょうか。青々と茂る森林がCO2を吸収しているところだけを考慮して計算したのならまったく意味がありません。

そもそも素性のまったく異なるもののCO2排出量を比較することになんの意味があるのでしょうか? 環境に関するデータには根拠のあやふやなものが氾濫しています。自分達に都合のいい解釈をして宣伝していることも多く、それをマスコミもそのまま流しますから油断できません。

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