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10/30/2011

三谷幸喜の「ステキな金縛り」

「The 有頂天ホテル」「マジックアワー」に続く「ステキな金縛り」。今回の三谷幸喜作品も、奇想天外な世界続出の楽しい喜劇映画に仕上がっています。きょうは上映2日目でしたが、観客も多かったですねえ。

失敗続きの三流弁護士・深津絵里が最後のチャンスとして与えられた弁護で見せる見事な活躍ぶり。なにしろ被告の無実を証明できる証人はただひとり、それも更科六兵衛なる落ち武者の幽霊です。

いつもながら、深津絵里さんの演技は光っています。楽しい楽しい2時間でした。(N)

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フェイスブックの友人数と情報処理を行う脳の関係

10月29日付フジサンケイ・ビジネスアイに「フェイスブックの輪と脳の関係」という記事が掲載されています。「フェイスブック上の友人数が多い人は、情報処理を行う脳の組織、灰白質の体積が大きいことがわかった」という、ロンドンの教授が発表した研究結果です。

灰白質とは、神経細胞の集まりで情報処理を行う脳組織。125員の大学生を対象にMRIで調査した結果です。もっとも脳領域の灰白質の体積の大きさと一部の能力は比例する可能性があるものの、その他の脳領域が大きいと気が散りやすい恐れがあると指摘しているそうです。

アメリカでも同様な研究が行われており、記憶や感情にかかわる扁桃体の体積が成人の社会的ネットワークの大きさや複雑さに関係していることがわかったとのこと。

フェイスブックの友人数を増やせば、脳の構造が変わって情報処理能力が高まるというものでもないと思うけどねえ。今回の研究からは原因と結果の関係がよくわかりません。この記事で思い出したのが、「中島みゆきさん」と「ララバイ」。

以前、「中島みゆきさんの使用頻度が高い外国語は、ララバイだった」と大々的に発表した国立国語研究所の先生がいました。彼女の作詞した曲(当時321曲)の中で、ララバイという語句が出てくるのはデビュー曲「アザミ嬢のララバイ」(1975)と32年後の「ララバイSINGER」の2曲だけ。たった2曲で使用頻度が高いというコンピュータ分析結果を研究発表されてもねえ、と思ってその理由を考えてみたら・・・

同じ曲の中に、「ララバイ」という単語が頻繁に出てくるから。「アザミ嬢~」には25回、「ララバイSINGER」には24回も、「ララバイ」が繰り返し出てきます。例えば16行にわたって冒頭に「ララバイ」が並び、最後を「ララバイ ララバイ ララバイ ラララ ララバイ ララバイ ララバイ ララララ ララバイ ララバイ ララバイ ラララ」で締めくくっているという具合。321曲に49回ですから、確かに使用頻度は抜群、でも2曲に集中しているだけです。

曲をコンピュータに打ち込んで数を数えさせる前に、歌詞をみればそんなことすぐ気が付くだろ、「あんたそれでも学者か」と思ったものです。(N)

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続・ウメサオタダオ展(21)

産経新聞10月13日付「越境精神 梅棹忠夫の残したもの」第21回は、「ポーランドの精神/後世に残す歴史の証拠」。すぐ終わるのかと思ったら、連載もすでに20回を超えました。

先生は90年の生涯のうち、65歳で失明されるまで世界各地を歩かれています。ソ連・東欧圏にも何回も出かけ、社会主義の崩壊を確信します。
筆者の小長谷教授は、梅棹先生が行かなかった国、ポーランドを訪れ、日本と違って、過去を大切にし、人類の営みの証をきちんと残していることに感激します。
「古いものは維新に直接役立たないかもしれない。ただし、過去をいかに文化資源として利用するかは、人知次第であるはずだ」。(N)

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恐ろしいサイバーテロの手口

えっ?と思ったのが、今朝の産経記事「サイバー情報戦 イスラエルと協力を」(佐藤優氏寄稿)。

イスラエルはシリアの核開発施設の場所を敵のパソコンから特定し、空爆したそうです。その方法がただのコンピュータウイルス感染を使ってといった次元の話ではありません。マスコミが大騒ぎする通信を通じたサイバー攻撃より、もっと恐ろしいサイバーテロが現実に起きているという記事です。

政府代表団や国防産業関係者が国外に出張したとき、部屋にノートPCを置いたまま会議や食事に出かけます。その隙に工作員が部屋に侵入し、PCに特殊なソフトを仕掛け、あとで外部に強制接続して情報を流します。

産業制御システムを乗っ取るウイルスを埋め込めば、外部と接続していないコンピュータネットワークからも情報を盗めます。

こうした手口を使って自ら攻撃を仕掛けている国は、逆にサイバーテロ対策がもっとも進んでいる国ともいえます。佐藤氏は、「蛇の道は蛇」、価値観を共有する国で、サイバー・インテリジェンスの防御と攻撃双方の経験を十分に持った専門家と協力体制を大至急構築すべきと説いています。

昔、海外出張のとき、「盗聴されているから電話で話す内容には用心するように」と注意されて出かける国がありましたが、いまではますます巧妙になっているのかも・・・


(N)

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10/22/2011

映画「はやぶさ」

映画「はやぶさ」を見ました。「はやぶさ」をテーマにした映画は3本作られるそうですが、今回は第1作目。

去年、7年間の旅を終えて奇跡の生還を果たしたときは、インターネット中継にかじりついて、オーストラリアからの中継画像を見ましたし、近鉄百貨店あべの本店で実物のカプセルが展示されたときは長い列に並んで感激しながら見つめました。

映画を見ながら感動を新たにしました。日本の宇宙科学・技術のすばらしさ、決してあきらめない不屈の取り組みが生んだ世界初の快挙。日本人に勇気を与えてくれました。

もっとも封切り3週間ではやばや?と1日2回上映になっていたのは残念。もっと多くの人に見ていただきたいものです。
竹内結子、西田敏行、高嶋政宏、佐野史郎、山本耕史、鶴見辰吾らが出演。

(N)

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続・ウメサオタダオ展(20)

産経新聞10月6日付「越境精神 梅棹忠夫の残したもの」第20回は、「京大カード/わたし発見のメカニズム」。

ウメサオタダオ展の入館者に書いてもらった「発見カード」の紹介です。昔チャレンジした京大カードを思い出す54歳の男性、なんでも書くことが大好きな自分が知の巨匠梅棹先生と似ていることに喜ぶ30歳や40歳の女性・・・。

<偉大な人物との一致点を自分自身の中に発見する、そんな「わたし発見」によって、人々は勇気を得たようだ>(筆者の小長谷教授)。

ウメサオタダオ展は、人々に大きな影響を与えたようです。(N)

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続・ウメサオタダオ展(19)

産経新聞9月29日付「越境精神 梅棹忠夫の残したもの」第19回は、「初の評伝刊行/始まりは妄想から」。

今春、ウメサオタダオ展に合わせて、先生の知的生産に関する本が続々刊行され、解読が試みられました。初めての評伝「梅棹忠夫 道への限りない情熱」(藍野裕之)も登場しました。

「生涯を復元してみせる作業は、記憶力だけでなく、想像力を大いに必要とする」と筆者の小長谷教授は書いています。さらに続けて

<想像力を十分に発揮することを梅棹は、「妄想」と称しした。自伝「行為と妄想」では、風変わりなタイトルにつ<いて、「しかし妄想が先行していたからこそ、行為が成立する。すべては妄想からはじまるのである」と断言している>。

そして、行為に先行する妄想の一例として、カラコルム・ヒンズークシ学術探検隊の映画脚本を取り上げています。(N)

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アケビの皮の味噌炒め

アケビの食べ方第2弾。

山形ではアケビの実は捨てて、皮を食べるそうですので、今回私も「アケビの皮の味噌炒め」料理にチャレンジ。なにしろ、超簡単。レシピはHP「アケビ ダイエット料理レシピ」より。

1.アケビの実をスプーンでかきだし、皮を洗います。
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2.皮を5mm幅の厚さに切ります。
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3.熱したフライパンや鍋に油を引きます。
4.アケビを入れて軽く炒めます。
5.やわらかくなったら、調味料(味噌 大匙1と1/2、みりん 大匙 1、酒 大匙 1/2、砂糖 大匙 1/2 ←アケビ 200gのとき)を入れて炒め、味を絡ませます。

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ちょっとほろ苦いナスのような風味ある一品です。(N)

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あけびパン

知り合いの藤川さんからアケビをいただきました。
家の前の山に100個くらいなっているそうです。写真をみせてもらうと、「すごい!」

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いまや高級食材とも言われる「アケビ」、今回は新しい食べ方を取入れました。
まず藤川さんのお勧めにより、「実はジャムやバター代わりにパンに塗って食べる」。

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実の部分を取り出し、焼いた食パンに擦り付けます。種の部分をそぎ落として食べると、ほんのり甘いアケビの風味を味わいながらのトーストが楽しめます。

もっともそぎ落とした種の周りにも甘い果肉が付いていますので、もったいなくて口に中に入れて種を出しながら食べましたが・・・(N)

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10/20/2011

CSの前にまずはES

きょうのフジサンケイ・ビジネスアイの「知恵の経営」に、「CS(顧客満足度)を高めることに専念する前に、まずはES(従業員満足度)を高める」ことで大成功した北九州市の美容室BAGZY(バグジー)が紹介されています。

ESが向上すれば、おのずとCSが高まると確信して経営を切り替え、経営理念に「敬愛」を掲げた結果、業績、従業員の定着率、顧客のリピーター率が年々高まり、業界であこがれの存在になるまでに成長発展しているそうです。

現在、店舗数は8、年間売上5億円、従業員は105人。入社して10年後の従業員離職率は業界平均90%に対し、同社は実質0%という驚異的な実績。全国から視察が絶えないそうです。

顧客満足の前に、従業員満足度ですか。この当たり前のことがぜんぜんわかっていないオーナー経営者を知っています。これは、まさしく至言です。(N)

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10/17/2011

映画「モテキ」

「かつてない恋愛娯楽映画/ハートがバクバクしちゃう痛快ラブストーリー」だそうですが、ある意味、ハチャメチャです。長澤まさみファンの男性は、ショックを受けるかも。麻生久美子ファンも? 

森山未来をめぐる4人の美女(長澤、麻生、仲里依紗、真木よう子)が繰り広げるドタバタ劇。妙に非道徳的かと思ったら、最後は常識的な結末という変なストーリーです。というか落ち着くところに落ち着いたということでしょうか。

前を向いても横を向いても後ろを見ても、客の99%は若い女性と若いカップル。変な老人と思われたかも。年寄り向き映画ではなかったような気が・・・ (N)

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10/16/2011

ただいま126m(あべのハルカス)

大阪市あべのばし(JRは天王寺)の近鉄百貨店あべの本店は、ただいま改装中。2014年春に日本一の高さ、300mの超高層複合ビルとして生まれ変わります。
現在、25F、126mまで建設が進んでいます。

この近くに今年、Q’sモール(キューズモール)ができて大賑わい。すっかり人の流れが変わりました。(N)


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EXCELが開かない、というトラブルに遭遇

EXCELで作ったファイルが突然開かなくなりました。EXCELそのものは起動しますが、保存したファイルは開きません。開いたEXCELの画面がグレーの背景だけ表示され、データはまったく出てきません。こんな現象は初めて。困って、念のためにGoogleで「EXCELが開かない」と入れて検索すると、ちゃんと解決策が出てきました。おー、素晴らしい!
 
<通常、エクセルのファイルをダブルクリックするとアプリケーションの『関連付け』が適切なら、エクセルが自動で起動して、ダブルクリックしたファイルが同時に開くはずです。ところがファイルが開かないことがあります。こんな現象が現れたら、「ほかのアプリケーションを無視する」の設定にチェックが入っているので、そのチェックを外せば開きます>

そのとおりに実行すると開きました。しかし、こんなところにチェックを入れた覚えもないのにどうして? なぞは深まるばかり・・・。まあ、元通りになったからいいか。パソコンというのは相変わらず摩訶不思議な世界です。(N)

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映画「天国からのエール」

ラストにモデルとなった仲宗根陽(ひかる)さんの写真がスクリーンに映し出される珍しい映画です。沖縄の小さな弁当屋の主人・陽(阿部寛)がプロのロック歌手を目指す高校生(桜庭ななみ等)のために、私財を投げ打って手作りのスタジオを建てます。若者に希望を与えたかった男には、歌手を目指して上京し、夢を果たせないまま亡くなった親友がいました・・・。

陽は、「あじさい10カ条」を作り、高校生たちにルールを厳しく教えます。
1.あいさつしましょう!
2.赤点は絶対ダメです。
3.機材の取り扱いに注意!!
4.線をこえない!
5.イベント全員協力!
6.後輩には優しくおしえましょう!
7.9時以降の音出しやめましょう!
8.勉強andバイト優先しよう!
9.カギの管理はリーダーがしっかり!
10.人の痛みのわかる人間になれ!

弁当屋の主人はフェスティバルの直前に癌が再発して亡くなります。高校生たちは天国からのエールを受けて大成功します。

実話だったんですねえ、「あじさい音楽村」。ラスト近くなると感動シーンが続きます。この映画、出演者のうち知っていたのは、阿部寛、ミムラ、桜庭ななみの3人だけ。これも珍しい。全編沖縄ロケですから地元の人が多かったということでしょうか。(N)

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10/12/2011

幸福の黄色いハンカチ テレビドラマ版

うーん、私にとっての「幸福の黄色いハンカチ」、やはりマツダ ファミリアで刻一刻夕張に近づくときのあのなんともいえないはらはらどきどき連続の緊張感が忘れられません。テンポの速い音楽とあいまって絶妙なシーンを構成していました。そして、ある街角から聞こえてくる銀座カンカン娘の歌声。「さあ、みなさんもどうぞごいっしょに!」。そんな何気ない光景も妙に印象的でした。そして・・・ついに黄色いハンカチがたなびく光景を目にした時の感動。山田洋次監督の描写はすばらしかった。もっともこの映画をテレビで放映するときは、肝心な部分が大幅にカットしてあってがっかりしますが・・・

今回のテレビドラマは、時代設定も現代に変わり、夕張炭鉱でなく、羽幌の近くの島。船から黄色いハンカチを見るということになっていました。当然、映画のようなあの緊迫感が感じられなくて、なんだか違うストーリーみたいでした。映画に出てきた武田鉄矢さんと倍賞千恵子さんが、別の役柄で出演されていましたね。(N)

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10/10/2011

100歳の詩人柴田トヨさんの不思議な力

夕方のNHK総合TVで、「不幸の津波にまけないで 100歳の詩人柴田トヨ」を放送していました。

トヨさんの詩が、被災した人から人へと伝わり、多くの人を絶望の淵から救い、勇気付けているというドキュメンタリーでした。昨年12月31日にもNHKで、トヨさんの詩によって人生に絶望した人達が、再び前向きに生きる様子を取り上げていました。今回はその東日本大震災版です。

90歳になってから詩を書き始め、産経新聞1面の「朝の詩(うた)」の常連として知られるようになったトヨさん。初めての詩集「くじけないで」が出たのは昨年99歳のときでした。瞬く間に150万部以上読まれました。

番組の中で、家と家族5人を失った男性は、こう言っていました。「やさしく、無理しないで、疲れたら休んでいいと言ってくれているような気がします。そのとき、そのときに合わせて、やさしく味方してくれているようです」。

こんなことを言う人もいました。
「トヨさんの詩に心を救われました。私の宝です」。
「ダイヤモンドのような言葉です。毎日、勇気付けられ、きょうもがんばるぞって思っています。私の特効薬です」。
「ほんとに励ましになります。すばらしい」。

トヨさんの詩を絵手紙にして配っている人。
店に張り出してお客さんに読んでもらっている魚屋さん。
それを見上げて勇気をもらっている大勢の人々。
「私が一番好きなのは<貯金>という詩です」という元すき焼き屋の女主人。

私もトヨさんの処女詩集「くじけないで」を出して、また読み返しています。(N)

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「LED灯交換待った」の記事詳細

省エネのためにLED電灯に切り替えようと考えている人に「えっ」と思わせたのが、土曜日の読売新聞夕刊1面トップ記事「直管形LED灯交換待った」。

FACEBOOKで簡単に書き込んだところ、「知らなかった」という人や専門家からアドバイスが書き込まれました。
参考のために記事の内容をもう少し詳しく紹介すると・・・

・直管蛍光灯形の発光ダイオード(LED)を既存の蛍光灯用器具にそのままつけると、加熱して火災を起こす恐れがある。実際に事故が起きており、相談件数が急増している。

・蛍光灯は点灯時に、一時的に電圧を高めて放電する必要があるため、電流を高めたり、安定させる安定器が付いている。そのままLEDをつけると安定器で高められた電圧で回路が破壊され、点灯しなくなったり、安定器を流れる電流が増加して過熱し、煙が出る恐れがある。

・安定器が電力を消費し、節電効果も小さい。

・安定器を取り外すなど配線工事がいる。

・蛍光灯電球は、安定器の役割を果たす電子回路を内蔵しているため、LEDに交換しても問題は生じない。(N)

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10/09/2011

続・ウメサオタダオ展(18)

産経新聞9月22日付「越境精神 梅棹忠夫の残したもの」第18回は、「すぐれた友人/異質な才能 認める力」。

梅棹先生没後1年あまりのうちに、先生の著作物が相次いで増刷、アンコール復刊されました。絶版になっていた、なりたくてなれなかった職業を語る「裏返しの自伝」も文庫本で刊行され、もうひとつの自伝「行為と妄想」の文庫本も表紙が刷新されました。

「行為と妄想」は日経新聞の私の履歴書を単行本にしたものですが、刊行のとき、日本ローマ字会と知的生産の技術研究会の集まりの席上で、その変わった書名について笑いながら解説されたのを思い出します。同席されていた秘書の三原さんも「ぜひみなさん、購入して読んでください」。その三原さんに「ウメサオタダオ展」でお目にかかったので「まだいらっしゃったのですか」と声をかけると、「まだ若いですから!」。

さまざまな友人が紹介されていますが、そのうちの一人が中尾佐助氏。いつも奇抜な発想と強烈な行動で梅棹先生をインスパイアし続けました。例えば、「月づきいくらあれば、女房なしで暮らせるかという計算」。この女房の値段の議論が梅棹先生の「妻無用論」に展開していったそうです。

(注)妻無用論:妻という名の下に要求されたさまざまな性質は、やがて過去のものになる。今後の結婚生活は、社会的に同質化した男と女の共同生活というところに、次第に接近していく。女は妻であることを必要としない。そして、男もまた夫であることを必要としない。1959年、婦人公論

「梅棹先生は友人に恵まれていたが、風変わりな人の才能を率直に認めるという包容力がなければ友人にはなれなかっただろうし、刺激されなかっただろう」と小長谷教授は書いています。(N)

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朝目覚め、両手をあげて我百歳

昨夜のNHKスペシャルは「日野原重明100歳 いのちのメッセージ」。その最後に流れた先生の俳句です。
100歳になってもまだ元気に診察されている姿、元気に老いる秘訣とは、病に倒れた最愛の奥様の看病、末期がん患者との絆、ありがとうの意味、涙の別れ等、感動のドキュメンタリーでした。

「増やすなら微笑(ほほえみ)のしわを」、先生のおかげで苦しまず、笑顔を残して亡くなった女性が大好きだった先生の言葉です。
医師になって最初に見取った女の子に強心剤を打ち続けて苦しませた反省から生まれた先生の哲学。
夫婦そろって歩み続けてきた「人のために生きる」生き方。
「今与えられた時間をどう使うか」。
「神様に感謝の言葉を言えるようになりたい」。

産経のアクティブ・ライフ・キャンペーン提言コンクールの表彰式(日本プレスセンター)で評論家の加藤仁さんたちと来賓の挨拶をされたのをお聞きしたのは14年前。当時すでに86か87歳、いまでもご活躍なのですからまさに驚異的なお方です。

ついでながら表彰式の司会は、当時東京出張のとき、朝のNHK番組でよく見かけた青山カヨさん。帰りのエレベーターの中で偶然いっしょになり、「大阪からお見えになったんですか。私の番組、あの時間に大阪ではローカルに切り替えられて見ていただけないんですよ」と話していたのを思い出します。(N)

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10/08/2011

歳を取ると同窓会が増える

今年は小学校と中学校の同窓会(同期会)が相次いで開催されました。
小学校は3年前に続いて2回目。中学校は3~5年毎に開いていますが、3年前の京都に続いて今年は東京開催となりました。それだけ中学の同級生は広範囲に住んでいるということです。

ところで先日、薩摩琵琶の招待状を送ってくれたのは、中学校の同級生の女の子(いまは子ではありませんが)。6月に開かれた東京での同窓会にも参加していました。卒業25年同窓会誌にアマチュア無線と登山が趣味と書いていた彼女が、古典芸能にも手を広げて国立文楽劇場で演奏するとは驚きでした。

「この前、法事で広島に帰った時、聞いたんだけど、同窓会幹事のD君が東京での同窓会の写真を収録したDVDを一人で住んでいるK君のお母さんの家に持って行って見せてあげたんだって。やさしいところあるなあと感心した」などという話を聞いて、さっそくK君とD君にメールを出して同窓会以後の近況を報告しあいました。

東京の同窓会に欠席した小-中私と同じルートをたどった女性に、小学校の同窓会の方で会って、広島近郊に住んでいるD君たちとミニ同窓会を開いた話を聞いたり・・・

今年は、懐かしいことを思い出す日々が続きます。(N)

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続・ウメサオタダオ展(17)

産経新聞9月15日付「越境精神 梅棹忠夫の残したもの」第17回は、「思考法の秘訣/源泉は身近な生活」。
今回は、梅棹先生の思考がどこから生まれたのか解き明かす面白い考察です。

<世界をみずから歩いて徹底的に記録し、その作業を通じて、文明を考察したから未来が見えた。そんな先生の思考法の秘訣のひとつが、家事や大工仕事にあった。身近な生活をないがしろにせず、整理を工夫し、しつらえる。それは、文章を練り、思想を築くことと同様の意義をもち、類似の価値をもつ。いわば具体的な造ると抽象的な創るが一体なのである>。

なるほどねえ・・・。先生の多岐にわたるご活躍の源は「身近な出発点」ですか。「知的生産の技術」は、まさにだれでも実生活で悩んでいることへのヒントを集大成したものですものね。うなづける考察です。

もうひとつの梅棹先生の思想形成の秘訣は、「人とのかかわりによって生まれる楽しさ」=「創る楽しさを倍増する方法」だそうです。(N)

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続・ウメサオタダオ展(16)

産経新聞9月8日付「越境精神 梅棹忠夫の残したもの」第16回は「原子力ビジネス」。

梅棹先生が65歳の失明後、唯一出かけた海外はモンゴルだそうです。そのモンゴルの原発建設に日本が協力しています。筆者小長谷教授は「学術会議を装いながら、平和利用を謳いながらの国際的な原子力ビジネスの老獪な手口」を批判しています。(N)

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被災地の信号機復旧19%!

東北の被災地3県で「交通信号機の復旧いまだに19%」という今朝のよみうりテレビを見てびっくり。半年もたってそれはないでしょう・・・

宮城県警の人が理由を説明していました。「公平性」を重んじて、一般競争入札をしているからだとか。緊急時ですから、随意契約でスピード重視の対応をすべきなのに、いつものとおり、透明性と公平性を確保しなければ後で何をいわれるかわからないから、ちんたらちんたらやっているようです。コメンテイターが「後から公開するとか対応はいろいろあるだろう」と言っていました。

実際に交通事故が発生し、死者もでているというのに、あきれた対応です。これも危機管理ができていないという実例でしょう。私も何回か経験がありますが、交通信号の消えた交差点を運転するのは怖いですよ~。(N)

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10/06/2011

「体重測定だけダイエット」1ヶ月で5キロ減量

その後の「体重測定だけダイエット」の推移です。
8月30日に71kgだった体重が、なんと1ヶ月あまりで65kg台に突入という成果。

体重グラフをつけると、折れ線グラフが上向きになってくると食事や飲み物をコントロールし、運動を多めにしようとしますのでダイエットに大いなる効果があります。

余裕がでると、ちょっとこのあたりで一服しようかという気持ちにもなります。グラフの勾配が気になる毎日・・・。体が軽くなると、体調もいいみたい。(N)

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10/05/2011

道頓堀あたりのビリケンさん

ひさしぶりに道頓堀を歩いたら、あちこちにビリケンさんが・・・


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10/04/2011

小学校の同期会

先月、小学校の同期会がありました。3年前に続いて2回目。
69名の卒業生のうち、26人が集まりました。恩師も2人。

1人はいまでも年賀状をやり取りしている5,6年の時の担任の先生。私のBlogをいつも読んでいただき、ときどきメールもいただいています。3年前よりもっとお元気になられたようでした。もう1人は最初、だれだかわかりませんでした。ご本人の自己紹介でやっと思いだしました。
1年生の時、となりのクラスの担任だった女の先生。そういえば面影があります。

この先生は私たちが入学後、数か月で学校から消えてしまったのです。病気療養のためと聞いていました。今回、初めて知ったのですが、原因は戦時中、学徒動員で陸軍の毒ガス製造工場で働いたためだったそうです。

ずっと医者と縁が切れない人生を送ってこられたようです。しかし、「こうしてここに参加できるのもいい先生に診てもらって、早期発見できたおかげです」という感謝の言葉を忘れない先生の謙虚さにみんな感激しました。

さらに「教室の窓から<先生、早く良くなって帰ってきてね>と声をかけてお別れしてくれたみなさんのあの声は忘れることができません」とも。

まさか身近なところにあの大久野島のくらい影を引きずって苦労されてきた人がいらっしゃったとは知りませんでした。いまでは観光客が押し寄せる、うさぎの楽園としても知られる平和な島なのですが・・・。さまざまな人生を感じ取って帰ってきた小学校の同期会でした。(N)

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10/03/2011

薩摩琵琶

国立文楽劇場に行きました。15年くらい前、メインホールで人間国宝演じる華麗な舞台を見て、古典芸能もすばらしいもんだなあと感心したことがあります。今回は小ホールで「薩摩琵琶」の鑑賞です。

琵琶の演奏会に出かけるのは初めて。物悲しい音色ですが、井伊大老暗殺場面など緊迫した場面や那須与一が波間にゆれる小船から的をめがけて弓を引くところなど、あわただしい雰囲気やいかにも上下する舟や波を感じさせるテンポに変わり、その場その場の情景を細やかによくあらわしています。

語りの方も、ひとつの出来事を手を変え、品を変えさまざまな言葉を駆使して表現しているといった感じ。

情景の細やかな描写と琵琶の調べが、テレビもラジオもない時代の魂を揺さぶってきたのでしょうね。いかにも古典芸能という印象です。(N)

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韓流ドラマの作られ方

先々週のBS朝日「スマートラウンジ」は高橋克典さんが笛木優子さん主催の女子会に参加するという趣向。
その中で笛木さんが韓国ドラマの制作現場の話をしていました。

・週2回のオンエア、しかも途中にCMをはさまないため1本70分。したがって週に140分。(日本は週に1回で45分くらい、途中にCMが入る)。
・台本が出来上がるのが撮影当日の朝。脚本家が視聴者の意見を聞いて書き上げるので直前にしか完成しない。
・台本は撮影当日朝、メールで届く。それを自分でプリントアウトして必至で覚える。本になった台本は見たことがない。
・リハーサルなしでぶっつけ本番の撮影。
・日本では冷えたロケ弁(弁当)を食べるが、韓国では休憩時間にみんな温かい食事を食べに行く。

私は「冬ソナ」と「チャングム」しか見ていないのですが、韓国のテレビドラマの制作現場はすさまじいようです。しかも100回くらい続く長編ばかりですよね。驚きます。(N)

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