« 続・ウメサオタダオ展(21) | Main | 三谷幸喜の「ステキな金縛り」 »

10/30/2011

フェイスブックの友人数と情報処理を行う脳の関係

10月29日付フジサンケイ・ビジネスアイに「フェイスブックの輪と脳の関係」という記事が掲載されています。「フェイスブック上の友人数が多い人は、情報処理を行う脳の組織、灰白質の体積が大きいことがわかった」という、ロンドンの教授が発表した研究結果です。

灰白質とは、神経細胞の集まりで情報処理を行う脳組織。125員の大学生を対象にMRIで調査した結果です。もっとも脳領域の灰白質の体積の大きさと一部の能力は比例する可能性があるものの、その他の脳領域が大きいと気が散りやすい恐れがあると指摘しているそうです。

アメリカでも同様な研究が行われており、記憶や感情にかかわる扁桃体の体積が成人の社会的ネットワークの大きさや複雑さに関係していることがわかったとのこと。

フェイスブックの友人数を増やせば、脳の構造が変わって情報処理能力が高まるというものでもないと思うけどねえ。今回の研究からは原因と結果の関係がよくわかりません。この記事で思い出したのが、「中島みゆきさん」と「ララバイ」。

以前、「中島みゆきさんの使用頻度が高い外国語は、ララバイだった」と大々的に発表した国立国語研究所の先生がいました。彼女の作詞した曲(当時321曲)の中で、ララバイという語句が出てくるのはデビュー曲「アザミ嬢のララバイ」(1975)と32年後の「ララバイSINGER」の2曲だけ。たった2曲で使用頻度が高いというコンピュータ分析結果を研究発表されてもねえ、と思ってその理由を考えてみたら・・・

同じ曲の中に、「ララバイ」という単語が頻繁に出てくるから。「アザミ嬢~」には25回、「ララバイSINGER」には24回も、「ララバイ」が繰り返し出てきます。例えば16行にわたって冒頭に「ララバイ」が並び、最後を「ララバイ ララバイ ララバイ ラララ ララバイ ララバイ ララバイ ララララ ララバイ ララバイ ララバイ ラララ」で締めくくっているという具合。321曲に49回ですから、確かに使用頻度は抜群、でも2曲に集中しているだけです。

曲をコンピュータに打ち込んで数を数えさせる前に、歌詞をみればそんなことすぐ気が付くだろ、「あんたそれでも学者か」と思ったものです。(N)

|

« 続・ウメサオタダオ展(21) | Main | 三谷幸喜の「ステキな金縛り」 »