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04/29/2012

草原の王朝 契丹(きったん)

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大阪市立美術館で開催中の展覧会を見てきました。10-12世紀に中国北方を支配していた遊牧国家契丹(遼)ゆかりの出土品を展示してあります。
諸民族と活発な交流をしながら、200年にわたって豊かな国家を形成した国ですが、記録に乏しく、長い間草原に消えた「まぼろしの国」とされてきました。近年、王族の墓や仏教寺院の遺跡などが発見され、繁栄と文化レベルの高さが明らかになってきました。
黄金の仮面や腕輪、銀の宝冠や靴、銀に宝石をあしらった馬具、シルクロードを経て運ばれたガラス器、翡翠、瑪瑙、トルコ石のネックレス、白磁、青磁、遼三彩等の磁器、壁画や板絵、仏像や銀の舎利塔、彩色木棺等から知られざる契丹の多彩な文化・美術をしのぶことができます。

中には「おやっ」と思うようなものも。例えば、指輪にヒキガエルの装飾がついたものが目に留まりました。解説を読むと、ヒキガエルは月の精で、女性の臣下と考えられていたそうですね。

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