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06/22/2012

竜馬50年(8) 司馬さんの文学観

関川夏央さんの講演から。

司馬さんは時代の持つ空気そのものを主題として執筆することで、社会を把握しようとした。「高度成長の応援歌だ」との意見には、高度成長は60年代。竜馬が爆発的に売れだしたのは80年前後からでありあたらない。「英雄史観の表れ」「庶民が出てこない」と批判する人もいる。しかし、司馬さんの小説にかっこいい人は出てくるが、テーマは青春小説、ある時代の物語。秋山兄弟がいなくても、ほっておいても明治には同じような人が現れた。当時の日本社会が必要と認めていた。それを描いた小説だ。

司馬さんがベトナム戦争中、中国やベトナムを批判したおそるべき勇気は、左翼テロを覚悟しなければならないほど危険なものであり、称賛に値する。

写真は講演会の速報記事(産経新聞、6/17朝刊1面)。

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