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08/15/2012

大阪ベストアート展(2) 福田平八郎 漣

投票で大阪府&市所有の美術作品の中から展示作品を決める「ベストアート展」、10位の福田平八郎「漣(さざなみ)」は、私もリクエストした作品(昭和7年)です。初めてこの絵の写真を見たのは今年5月、それからしばらくたってプールの水面を眺めていたとき、この絵とまったく同じ漣を目撃しました。手前の波は粗く、遠方に行くほど密になっています。漣があの絵のように見えることもあるんだと感激しました。

Photo


今回、この作品を皆さんが選んだ理由としてあげていたのは、
今見ても斬新、これが昭和初めの作品とは思えない。(50代男性)
この作品から受けた衝撃を、今も忘れません。抽象的なまでに単純化していながら、本質を貫いている。美術の力をまざまざと感じます。(30代女性)
技法は単純。だけど長い時間、対象を見つめた者にしか見いだせない奥深さ。いつもそれに感動します。(20代女性)
絵になりそうにない、かたちのない、しかし、それを絵にした平八郎にただ感服。(30代男性)

この絵は今年、山種美術館の【特別展】「生誕120年 福田平八郎と日本画モダン」に貸し出され、評判になったようです。全面銀地の上に、群青一色で漣だけを描くという大胆極まりない発想で描かれたこの絵の制作過程は、先日NHK「日曜美術館」でも紹介されたようです。残念ながら見逃しました。

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