« リサイタル・ノヴァ | Main | 名前の覚え方 その5 »

10/13/2012

「藤原正彦先生の講演 日本のこれから、日本人のこれから」(その3)

先生は、帝国主義も共産主義も市場原理主義もみんな誤りだった、と話されます。帝国主義だって、当時は正しいと信じられていたし、共産主義も多くの人から理想と考えられた時代がありました。

<かつて帝国主義が悪いとはだれも思わなかった。第1次大戦で数千万人が死んでも、帝国主義は終わらなかった。優秀なドイツ人が敗戦後、国への誇りを失った。戦争の話になるとうなだれる。戦勝国によるプロパガンダのためだ。ソ連やアメリカだってヒットラーなみの詐欺師、だれが悪かったという話ではない。共産主義も完全な誤りだった。世界中のインテリが騙された。共産主義は美しいが、人間という生物には合わない>

では最近の世界を牛耳っている市場原理主義(グローバリズム、新自由主義)と呼ばれる考え方はどうか。先生はそれも大きな誤りと断じます。わかりやすい解説が続きます。

<ここ20年間、世界を席巻したのが市場原理主義。これが完全な誤りだった。リーマンショックもユーロ危機も同根。神奈川県規模のギリシアが破産するくらいでなぜ世界が震えるのか? たかが20~30兆円で。それは金融派生商品、デリバティブにギリシアが組み込まれているからだ。かつてアルゼンチンや韓国、ロシアがデフォルトまたはその寸前までいってもだれも震えなかった。今回は規模が100倍、数百兆円の規模にもなっている>

|

« リサイタル・ノヴァ | Main | 名前の覚え方 その5 »