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10/26/2012

現代ビジネスマンのための学問のすすめ

10/22の知研関西セミナーは、奥野宣之氏の「現代ビジネスマンのための学問のすすめ」。福沢諭吉の「学問のすすめ」を現代ビジネスマン向けに解説していただきました。

「天ハ人ノ上ニ人ヲ造ラズ人ノ下ニ人ヲ造ラズト云ヘリ」という冒頭の文句は有名ですが、そのあと何が書いてあるのか、よく知りませんでした。140年前の本ですが、現代に通用する話が満載・・・。

ここで思い出したのが、鴨長明の「方丈記」。こちらも「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて・・・」という一文はだれでも知っています。
しかし、この有名な随筆が原稿用紙20枚程度の短編だということや、前半が大災害や大地震といった天変地異・飢饉等の優れた客観的な記録文学、後半は人生の節目節目でことごとく挫折を繰り返してきた長明が自分の人生を振り返って到達した生き方を記述したという内容まで詳しく知っている人は案外少ないかもしれません。
最近、Eテレ「100分DE名著」が「方丈記」を取り上げていました。「世界の一切は心の持ち方次第で、どのようにも変わってしまう。心が安らかでなければどんな宝物でも意味はなく、立派な宮殿楼閣であっても何の価値もない」という長明のことば・・・。震災等不安の時代をどう生きるか、古典は現代にもそのまま通用するようです。

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