« 「藤原正彦先生の講演 日本のこれから、日本人のこれから」(その7) | Main | フェルメールの全作品を実際のサイズバランスで一覧できる! »

10/25/2012

エル・グレコ展  その2

Sp1030900


展示点数51+α ですからすぐに見終わるかと思ったら、出口にたどり着いたのは1時間半後。よくぞ、これだけ多くのエル・グレコ作品を世界中から集めたものと感心します。さすが「国内史上最大のエル・グレコ展」。
まるで3Dかと思えるような立体感あふれる宗教画がいくつもあったのには驚きました。いくら精巧なカラー写真でも、こうした質感や量感は伝わってこないでしょう。さすが本物の迫力。鮮やかな色彩や陰影、構図の効果ですね。
「受胎告知」が3点ありました。マリア
の胎内にキリストが宿ったという目に見えないテーマを絵画化するにあたり、エル・グレコは渦巻く雲の中から精霊の象徴である鳩が閃光とともに降臨するという劇的かつ超自然的表現手法を用いています。いままでそこまで考えて見てなかったなあ。
最後の展示室にあったのが有名な「無原罪のお宿り」。最晩年に描かれた縦347cm、横174cmの大作です。日本初公開。無原罪とは、聖母マリアが原罪を免れて生まれたというカトリックの教義。引き伸ばされたマリア、らせんを描くように上昇するエネルギー、超自然的な色彩の乱舞・・・。

|

« 「藤原正彦先生の講演 日本のこれから、日本人のこれから」(その7) | Main | フェルメールの全作品を実際のサイズバランスで一覧できる! »