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11/21/2012

シンポジウム 地域再生、文化の継承

11/19に開催されたシンポジウム(産経新聞社主催、国立民族学博物館協力)に参加しました。大震災の津波で道具が流されたり、継承者が途絶えた被災地の文化を、どう復興し継承していくかがテーマ。対談は作家荒俣宏氏と民博教授吉田憲司氏。パネリストはお二人に加えて岩手県大槌町教育委員会生涯学習課長佐々木健氏、追手門学院特別教授橋本裕之氏、民博准教授日高真吾氏、和歌山廣八幡神宮宮司(稲むらの火祭り実行委員長)・佐々木公平氏。
「紙やITの伝承能力に疑問をもつ。東日本大震災では津波によって墓石が一カ所に集められ、場所は移動してもちゃんと刻まれている記述が残った。石はすごい」(荒俣)
「東北では芸能が復興に大きな力を発揮している。祖先から受け継いできたコミュニエィの存続こそ生きていくための要。散り散りばらばらになった村人を団結させるのは祭りや民族芸能」(吉田)
「神社は英知の塊。1000年もの歴史をもつ神社はみんな高台に建っており、津波にも耐えた。周囲を囲む鎮守の森は、神社を津波から守った。祭りは楽しく避難訓練をする優れた伝承システム」(吉田)
「千年単位で事実を伝えられるよう、継承のシステム作りが必要だ」(吉田)
「先人からたくさんの知恵を伝承しているのに、われわれはその存在を忘れているかもしれない」(荒俣)
シンポジウムの詳細は12月、産経新聞に掲載されるそうです。予定時間を1時間近くオーバーした熱いパネルディスカッションの内容は紙面でどうぞ。

http://www.sankei-kansai.com/2012/10/16/20121016-062382.php

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