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11/14/2012

正倉院展  その3

第1展示室に入ると、哀愁を帯びた1250年前の調べが流れていました。当時の管楽器「甘竹簫(カンチクノショウ)」と打楽器「鉄方響(テツノホウキョウ)」を使って演奏された、戦後すぐの録音です。ガラスケースの中に、楽器の現物がありました。おやっと思ったのは甘竹簫。竹筒の長さを変えて音階を出していると思っていましたが、横から見ると一部の竹筒に和紙が詰めてあります。先日のNHK「日曜美術館」が、吹いても鳴らなかった竹筒に、水に濡らした和紙を詰めると音がでる様子を
放送していました。数十の音階を奏でるのは和紙だったのです。鉄方響はサイズの異なった鉄板をぶら下げ、叩いて音を出します。
教科書でもおなじみの弦楽器「螺鈿紫檀琵琶(ラデンシタンノビワ)」も展示されていました。聖武天皇愛用の品です。紫檀という日本にはない木材を使い、背面に貝と、タイマイというウミガメの甲羅で作った花や鳥、雲などの細かな模様をはめています。幻想的な輝きを放っています。人の顔をした鳥もいます。一緒に展示されているバチにも精巧な細工が施されていました。
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