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11/21/2012

古典軽視 大学改革の弊害

11/19付産経新聞1面に京大教授佐伯啓思氏が、最近の学生は、漱石の「草枕」の有名な冒頭も知らないし、そもそも漱石を読んだものもほとんどいない、と嘆いています。学生に理由を聞くと、「今の時代の生活と違いすぎる」。要するに、今の自分にあてはまるものしか関心がないらしい。
先生は、古典の重要性をこう述べています。「古典は人間の生の充実や社会の規範や世界の見方などを模索するきっかけを与えてくれる。普遍的であり、そこで扱われているテーマはわれわれの時代と共有できる。大学が学生に提供すべきは、重要な問題を自分で見つけ、考える習慣を身に付けることである。さして役にも立たない専門をただの知識として授けることではない」。
こういう議論は昔からよく聞きますし、大学の一般教養がその役割を果たすものだったのでしょうが、うまく機能しているとはいえなかった。いつのまにか即戦力になりそうな専門科目優先の大学教育になってきたのでしょうね。
京大生が漱石を読んだことがないというのもなあ・・・

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