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11/24/2012

養老孟司先生の講演 その4

(絶対音感でちょっと横道にそれましたが、先生は「一人ひとり個性が違うことは困る」とおっしゃいます。そもそも自分とはなんだろう? 解剖学者らしい解釈が続きます。自分ははたしてゆるぎない絶対的な存在といえるのか? いささか哲学的なお話に・・・)

自分ってなんだ? 脳の中には空間定位領野がある。このナビがあるから歩ける。地図だけでなく、「バスに乗ったら帰れる」といった情報も入っている高機能ナビだ。
ピアノは同じ大きさの腱が並んでいる。神経細胞も同じように周波数の順に並んでいる。頭のナビには、地図だけでなく、現在位置が入っていなければならない。脳卒中や脳出血で現在位置が壊れると宗教体験をすることになる。たとえば自分が水になる、非常に気持ちよくなる・・・
人は批評されると怒る。これは「自分にえこひいき」しているから。口の中の「つば」はきれいなのに、いったん口から出したとたんに汚いと思うのはなぜか。自分の体から出てしまうと、それまでひいきしていた分、マイナスに考える。水洗トイレもそう。体の中では汚いと思わないのに、体から出た便は、必要以上に汚く感じる。

(すごく説得力のあるお話でした。確かに、つばも大便も体内にあるうちは汚いと意識していませんね、不思議といえば不思議)

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