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01/04/2013

正月の新聞  9/曽野綾子さんの対談(読売1/1,1/3)

産経の1/1付「正論」を執筆した曽野綾子さんが、読売では橋本五郎さんと対談しています。
「私も原発がなくなったらいいと思っている凡庸な一人。でも原発を止めて電気が今、足りなくなると一番先に病人や子供が死んでいきますからそれをしちゃいけない。そこで皆、悩んでいるわけですよ。そういう悩みをわからないのは、大人の考えとは言えません」
「自分のアフリカでの経験から、電気の普及していないところに民主主義は全くありません。民主主義は電気でできています」
電気の恩恵を存分に受けて仕事をしている音楽家が、「たかが電気」と発言しました。多分、曽野さんはいい感じをもたなかったでしょう。
今の日本人は、経験の幅が恐ろしく狭くて気の毒、と言います。

いじめ問題については、小学校もほとんど出ていない祖母がえんま様に舌を抜かれる恐ろしい地獄の絵を使って善悪を教えてくれたことをあげ、人間でない何か別のものが人の一生を見ているということを植え付ける必要があると説きます。そうしなければ自分が表に出ないで他人をいじめる(ステルスミサイル精神)はなくならないからです。良き人間として生涯を送りたいという気持ちをはっきりさせるべきと。

「善と悪 100か0かでは語れない」という話も出てきます。無農薬野菜と反原発は同じだという主張です。自分で無農薬野菜を育てた経験から、日本人が食べるキャベツをすべて賄うのは到底無理。やってみないから論理だけで言うことになります。
「100点の神と0点の悪魔、人間はその間の存在で、いい人が51点、悪い人が49点くらいの差しかありません。これが人間の原則。これを教えないから幼稚になります。善だけやろうと思ってもできないから、せめて次善か次々善の策をとるのです」

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