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02/19/2013

堺屋太一氏の講演/先物こそ安心・安定への道 その6

日本に「安定より進歩が大切」であることを教えたのが黒船です。幕府は外人を鬼、怖いもの、恐ろしいものという情報操作を行い、尊皇攘夷を広めました。同じようなことが、現在も官僚によって行われている、というのが堺屋さんの主張です。
フランスは7隻、1000人でやってきて、長州1万人を撃破、砲台をフランスに持ち帰って展示しました。武器を買わないと話にならない。そのためには金がいる。ということで殖産興業が盛んになりました。今も同じだそうです。「官僚の作った本当でない話を信じ込まされている」。明治維新になってそれまでの方針を180度転換、西洋大好きへと変わり、経済が大きく成長します。
「日本がロシアや清国を相手になぜ勝てたのか? なぜ強かったのか?」。堺屋さんの分析は、現代の官僚気質につながります。当時の軍トップはちゃんとした教育を受けていませんでした。まったくの素人が司令官になったため、組織、権限に頼らず、身分や前職も関係なく、抜擢人事も自由に行えました。ところが日清戦争に勝ったころから海軍、陸軍ごとに教育制度が確立し、自分の所属する組織を大きくすることが目的、利益になってきます。人間の悲しい性です。陸軍大学出身者が、陸軍に不利で海軍を利するような主張をするわけないですね。官僚の発想もまったく同じ。

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