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02/28/2013

竹中平蔵氏講演会  その2

まず、日本は大丈夫だろうか、アベノミクスは本物だろうか?という話題です。1月末にスイスのダボスに世界中の経済人が集まって、ダボス会議が開かれました。日本からカルロス・ゴーン氏とともに参加した竹中氏の印象は・・・。

1)世界経済が明るくなった。去年は悲観シナリオが出ていたが、今年は「cautious optimism(注意深い楽観、警戒的な楽観)」へと改善した。2012年は「欧州中銀がスペイン、ギリシアの国債を無制限に買い入れる」、「量的金融緩和第3弾」等、重要な決定がされた。今年はこれらを実行する年。4年前の経済成長率は5%、去年は3%だった。IMFの今年の予想は3.5~3.6%、いい方向といえる。

2)久々に日本が存在感を示した。アベノミクスということばが、世界の市民権を得ている。3本の矢の評価は著しく大きかった。一部の新聞は、アベノミクスが通貨安競争を招くと騒いでいるが、これは少数意見。日本経済を良くすることの方が重要との意見が強い。ダボス会議にはclosed sessionがある。非公開なのでマスコミは知らないが、東京から安倍首相もテレビで参加した。ノーベル賞クラスの専門家が多数議論するこの会議で、「日本のアベノミクスは正しい、がんばれ」という声が多かった。
アベノミクスを批判したドイツのメルケルは、みんなから「ドイツが言うなよ」とひややかな声を浴びている。
ただIMF専務理事ラガルド(女性)は、「2012年に世界で一番リスクの高い地域はJAPAN」と言った。「アベノミクスが言うことは短期的に正しい。しかし、本当にできるのか。成長戦略はできているのか。ちゃんとやらないと、円が暴落するリスクがある」という意味だ。

3)日中間の尖閣問題は、世界経済にとってGLOBALな関心事。中国は日本にとって難しい国だが、世界のリーダーは日本に対しても同じことを思っている。総理が毎年変わるし、外相も毎年変わる。日本も大丈夫なのか? 中国、日本はGDP2,3位の国。日中の経済がマイナスになると、世界にとっても影響が大きい。

要するに、竹中氏が受けたダボス会議の印象は「世界経済はコーシャス オプティズム」、「アベノミクスは前向きに評価されている」、「尖閣は世界の問題」の三つです。

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