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02/11/2013

堺屋太一氏の講演/先物こそ安心・安定への道 その2

大坂・堂島の米会所が発明した画期的なものがふたつあるそうです。一つは、米1俵の容積を積分方程式を用いて4斗に定めたこと。従来は米俵によって容積がバラバラでしたので、取引できませんでした。二つ目は、来年できる米の品質を確定しないと取引できません。そこで標準米を決め、品質によって値引き、値上げする方法を導入しました。
こうしたシステムが、世界で初めて江戸時代初期の大坂・堂島で作られて以降、コモディティの先物市場ができるようになりました。たとえば石油の取引は、標準品質にS分等の値を考慮して決めますので、売買が自由自在です。タンカーで輸送中、4回も5回も売り買いされるのは珍しくありません。(注:コモディティ商品=商品先物取引所で取引されている商品のこと。原油・ガスなどのエネルギー、金・銀・プラチナなどの貴金属、小麦・大豆・とうもろこしなどの穀物、銅・アルミといった非鉄金属など実物資産を対象にした金融商品)
現在、世界の価格を決めるのは、金がロンドン、ニューヨーク、石油がロンドン、ニューヨーク、小麦等の農産物がシカゴ、パームオイルがロッテルダム、ゴムがシンガポール・・・
日本で価格を決められるものは一つもありません。
なぜ世界の取引の1万分の1しか取引していないシカゴが、農産物の全世界の価格を支配できるのでしょうか? それは先物市場があるからです。
さらに、「えっ、先物ってそんなに大切なもの?」という解説が続きます。

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