« シンポ 日本人の源流/神話 その3 | Main | 大阪城の桜 »

03/29/2013

シンポ 日本人の源流/神話 その4

Simg_0001


毛利先生は、古事記に登場する神々の世界を、古事記の原文や現代語訳を使って詳しく解説されました。興味深かったのは、
「古事記では、天照大御神アマテラスオオミカミ自身は天上界(高天原)から降りず、太陽神として君臨し、自分の魂として鏡を伊勢神宮内宮に祀った。ここから(伊勢神宮の)起源を天皇の御代よりも遡るところに位置付けており、その悠久さの主張が見て取れる」。
「古事記にみる鏡は、天照大御神自らの魂として天降って伊勢神宮・内宮に祀られ、日本人の精神的な支柱・バックボーンとして長く受け継がれる。一方、鏡とは別に、天照大御神の血統を継いだ孫のニニギノミコトが天降り、その血統が天皇へと繋がって日本の統治が連綿と継承されるという、この二つのあり方が、わが国現存最古の書物「古事記」の中でしっかり語られていることを見据えることが重要である」。

もうひとつ面白いのは、国内向けの「古事記」にある上のような記述は、日本の歴史を中国向けにまとめた「日本書紀」にはないということ。日本書紀では、鏡は天降りるが、鏡は天照大神の魂ではないし、どこに祀るかも書かれていない。

|

« シンポ 日本人の源流/神話 その3 | Main | 大阪城の桜 »