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04/18/2013

きく・みる・ふれる 大阪の文楽 (その4)

Sp1040614


太夫、三味線に続いて<人形>です。

<人形>文楽人形は1体を3人で操ります。文楽が始まったころは50cmの小さな人形を1人で操っていましたが、物語が複雑になり、250年前から3人になりました。首(かしら)は木曽の檜を10年間乾燥させ、一番いい部分を使って作ります。表面を磨くと目、鼻が見えなくなるため、粗く塗って毎回塗り直します。善人の顔は白、悪人の顔は赤。ただし、もう一回白に戻ると大悪人です。
仕掛けのために、セミクジラのヒゲ(歯)を使います。
人形は人形遣いが、自分で造ります。女形の首には仕掛けがありません。若い娘の顔は画いてあるだけ。仕掛けがあると、影ができて老け顔になってしまいます。色気を出すには、肩を下げます。
人形遣いは、自分で使いやすいように役に合わせて着付けをします。
うれしいとき、笑うとき、恥ずかしいとき、悲しいとき、悔しいとき、いじわるをするとき等の人形の動きを、実演で紹介していただきました。若い女の人、年増の女、子供・・・等でも全然違います。
太夫の浄瑠璃、三味線の調べ、文楽人形の動きの三者が絶妙なハーモニーを奏でながら文楽という芸術ができあがるのですね。(完)

写真は国立文楽劇場。

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