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06/11/2013

ニセ科学にだまされるな  その3

ニセ科学がなぜ問題になるのか? 物理学者・阪大教授菊地先生によれば、商品を買った人が損をするだけでなく、命にかかわるものもあり、社会的・経済的・時間的・人的に損失が出ます。役に立たないことに人や時間、お金を割くと、本当にやるべきことができなくなってしまいます。善意が無駄に使われることも、大きな問題。よくある悲劇は、ボランティアでいいことをしているつもりでも、実際はまったく無駄になっている事例。

「怪しい水」というのがあります。磁化水、磁気水、磁気活水器、何十万円もする「普通でない」浄水器、なんたら還元水、波動水、やたらに高いミネラルウオーターなど。中には本当に高機能なものもありますので、見極め力が要求されます。
水の中に、活性水素、ゲルマニウム、酸素、バナジウム、マイナスイオン等が含まれているとうたっていても、「だからどうした」が全然はっきりしません。「水のクラスターが小さい」と一見、科学的な説明を書いていても、水のクラスターそのものが科学的に認められていないのです。小さいほど体によいという根拠はありません。昔、味の素の人がそういう説を発表したことがありますが、今では測定法も認められていません。
「磁気が水を変える」というのも嘘です。水は磁気を記憶しません。強力な磁気をかけると水は動きますが、磁気を遠ざけると元の水に戻ります。「磁気を通せば体にいい」という根拠のない前提にたって、磁力の強さをPRしています。

大丈夫?と思いつつも、「体にいい」といわれるとついつい「そうかな」と思ってしまいがち。菊地先生の講演は、「ほんとうにその話は科学的に実証されているのか?」という疑問を持ち、調べることの重要性を教えてくれます。
怪しいのは「水」だけではありません。次にやり玉にあがるのはなんでしょう。「えっ、あれも?」と驚く話も・・・

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