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06/09/2013

宮部みゆきさんの<淋しい狩人>

小説新潮1991年6月号から1993年6月号まで断続的に掲載された短編を1冊にまとめた連作集。平成5年、新潮社刊、新潮文庫は平成9年2月初版。東京の下町にある古本屋・田辺書店の店主・イワさんこと岩永幸吉と、その孫・稔が主役のミステリーです。収録作品6編はいずれも古本をめぐって事件が起き、イワさんと稔が素人探偵として謎解きをします。
文庫本の解説で、大森望氏はこう書いています。
<宮部みゆきの小説のうまさは、いまさらわたしがここで賞賛の言葉を並べるまでもない。これはもう出版界の常識というべきで、たまたまあなたにその常識がなかったとしても、本書を一読すればたちまち理解できる仕組みなのである>
<海千山千の活字中毒者たちをほろりとさせてしまう「心温まる宮部ワールド」は、計算しつくされた構成と、磨き抜かれた表現力によって支えられている。甘いだけの夢では生きられない。厳しいだけの現実では生きていく価値がない。宮部みゆきは、その微妙な境界線をみごとな語りの技術で綱渡りしながら読者に感動を与える作家なのである>
まったくその通りだと思いますねえ、

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