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07/04/2013

数字のカラクリ

昨夜の「クローズアップ現代」で紹介されていた問題です。テーマは統計学です。
うっかりすると、この手の問題にはひっかかりますね。ご用心、ご用心。統計学の基礎が頭に入っていれば、大丈夫なのですが・・・
番組では、プロ野球の統一球について、昨年と今年のホームラン個数からカイ自乗検定を使って、球が同じ確率は1%以下という結論を導いていました。

1).<次の食品をあなたは禁止すべきと思いますか? 「心筋梗塞で死亡した人の95%がこの食べ物を摂取」し、「がん患者の98%がこの食品を摂取」し、さらに「強盗など凶悪犯罪者の90%が犯行24時間にこの食品を摂取」していた>
2).もうひとつ、<大学近くの不動産屋の広告です。「受験生のみなさまへ 当社で、お部屋の事前申し込みをしていただいた受験生さんの合格率は72%を超えています」。調べると確かに72%の合格率は正しい数値でした。でもちょっと引っかかりませんか?>

1)の食品は「ごはん」です。この場合、「心筋梗塞の人の95%がご飯を食べていた」、一方「健康な人の何パーセントがご飯を食べているのか」を比較し、差があるかどうかを調べなければ意味がありません。
2)のポイントは、データを取ってきたもとの集団は何か、にあります。受験生も優秀な実力を持った人から、記念受験をしただけで合格するはずのないレベルまでさまざま。部屋の予約をしようという受験生は、相当な自信を持っている人です。こういう人の合格率が高いのは当たり前です。

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