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08/12/2013

里中満智子さんの<天上の虹>1,2巻 その2

中大兄皇子(なかのおおえのみこ)は、34代舒明天皇と35代皇極天皇(女帝、後に37代斉明天皇)の間にできた子です。彼には正妻・倭媛(やまとひめ)がいますが、他に宅子娘(やかこのいらつめ)、遠智娘(おちのいらつめ)、鏡王(かがみのおおきみ)も妻。さらに実の弟・大海人皇子(おおあまのみこ)の妻・額田王(ぬかたのおおきみ)を「おれにくれ」と奪い、かわりに娘の大田皇女(おおたのひめみこ)と讃良皇女(さららのひめみこ、後の女帝・持統天皇)を妃とさせます。讃良は、非情な歴史の中で帰らぬ人となった有間皇子(ありまのみこ)への胸の炎を消せないまま大海人へ嫁ぐことになるのです。大海人には、ほかに尼子娘(あまこのいらつめ)という妃もいます。
中大兄は横取りした額田王の代わりに妻の1人、鏡王をお払い箱にして自分の子分・中臣鎌足に譲ります。
さらに、中大兄は道ならぬ愛人関係にあった実の妹・間人皇女(はしひめのひめみこ)を、30歳も齢の離れた叔父の36代孝徳天皇の皇后として嫁がせます。
讃良の母・遠智は、夫・中大兄の策略により、実の父・石川麻呂を殺され、発狂してこの世を去ります。

なんという無茶苦茶な・・・とはいえ、これが歴史の事実なのでしょう。1,2巻で壮大な歴史の土台はなんとか理解できました。今後、讃良をめぐってどんな展開をみせるのでしょうか。「しくしく泣いて状況の好転を待つ女だけは描くまい」、「自分で決断するヒロインを描きたい」という里中さんの描く「天上の虹」、3巻以降が楽しみです。図書館に予約しなければ・・・。

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