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08/22/2013

蓮池薫さんの講演  その1

先日、蓮池薫さんの講演を聴く機会がありました。テーマは「夢と絆――拉致と決断」。
テレビでよくお目にかかっている方ですが、1時間あまりにわたって、直接、生々しいお話を伺うことのできた貴重な講演でした。
1978年7月31日、北朝鮮の特殊機関によって拉致されたときの様子から始まり、北朝鮮が日本に帰してくれるはずがないと分かったときの絶望感と孤独感。しばらくたって、「人生を諦めるわけにはいかない。何のために拉致されたのか、自分はこれからどうなるのかを知るためにも、朝鮮語を学び、北朝鮮のことを知ろう」と、朝鮮語の勉強を始めます。
やがて、一緒に拉致され、離れ離れになっていた現在の奥さんと再会し結婚。子供もでき、守るべき家族ができて、生きる望みを持ちます。
北朝鮮で生きるしかない子供をどう育てるか悩み、6歳の子供を遠く離れた学校の寄宿舎で生活させます。当時住んでいた招待所では、学齢期になっても拉致された人間の子供を学校に通学させるわけにはいかなかったからです。自分たち夫婦の正体を隠すため、在日朝鮮人だったと、周囲にも子供にも嘘をつく生活。流暢な朝鮮語を話せませんから、朝鮮人とは言えなかったのです。子供が大学に入る時、系図の提出を要求され、親戚等を調査され拉致被害者だとばれるのを恐れた蓮池さんは、親族全員死亡(死亡原因も書いて)の系図を提出しました。それを見た子供さんは、あまりの悲惨さに絶句・・・。(続く)

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