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08/01/2013

ノバルティスの高血圧薬 臨床試験の不正

あきれた事件です。データ解析に、当該製薬会社の従業員を参画させるなんて。京都府立医大、慈恵医大のいいかげんな対応に驚きます。
「ディオバンに血圧を下げる効果はあるので、今まで服用してきた人も安心」とはいえ、脳卒中や狭心症の予防効果(発症率が他の薬の半分と宣伝)のために服用していた人たちは救われません。血圧降下だけが目的なら、他の安い薬で十分だったはず。ディオバンは2~10倍も高価な薬だそうですから、患者や健康保険に多大の損害を与えています。
「脳卒中、狭心症の発症率が、他の薬の半分」と結論づけた論文のどこが間違っていたのでしょうか。カルテと論文の照合ができたデータを整理すると(NHK「クローズアップ現代」7/31による)・・・ディオバン服用者112人中、実際の発症者は16人だったにもかかわらず、論文では14人と少な目に。一方、他の薬を服用していた人111人中、実際の発症者は20人しかいなかったのに、論文では34人へと水増し。結局、両者の発症率にほとんど差がなかったのに、発症率半分と結論づけていました。こんなごまかしが、世界的医学誌に掲載されたのですからとんだ恥さらしです。
日本では、治験段階は法律で規制されていますが、臨床試験は医者の裁量任せで規制がないそうです。一刻も早い対応が必要ですね。

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