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09/01/2013

ゼロ戦パイロットの講演会 その2

今年はゼロ戦に関連した話題がいくつもあります。

宮崎駿さんの映画「風去りぬ」は宮崎さんが従来のファンタジーから脱し、実在の戦闘機ゼロ戦の設計者・堀越二郎さんを描いた作品です。戦争賛美ともとられかねない難しいテーマをどう描くか、先日のNHK「プロフェショナル」は宮崎さんの苦闘の様子をドキュメンタリーにまとめていました。

百田尚樹さんの小説「永遠のゼロ」は、2006年に単行本が発行され、その後出た文庫本が最近300万部を突破しました。同書には元特攻候補者だった男が新聞記者と激しくやりあう場面がでてきます。

「私はあなたの新聞社を信用していない。あなたの新聞社は戦後変節して人気を勝ち取った。戦前のすべてを否定して、大衆に迎合した。そして人々から愛国心を奪った」
「戦前の過ちを検証し、戦争と軍隊を否定したのです。そして人々の誤った愛国心を正しました。平和のために」
「軽々しく平和という言葉を持ち出さないで貰いたい」
いろいろなやり取りが続きますが、12ぺージほど後には、
「何度も言うが、日本をあんなふうな国にしてしまったのは、新聞記者たちだ。戦前、新聞は(略)毎日、戦意高揚記事を書きまくった。戦後、日本をアメリカのGHQが支配すると、今度はGHQの命じるままに、民主主義万歳の記事を書きまくり、戦前の日本がいかに愚かな国であったかを書きまくった。まるで国民全部が無知蒙昧だったという書き方だった。自分こそが正義と信じ、民衆を見下す態度は吐き気がする」。
戦争中の新聞紙面と戦後の紙面と比べて読めば、賛同する人が少なくないでしょうね。

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