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11/05/2013

至高のバイオリン ストラディバリウスの謎 その2

NHKが行った無響音室で42個のマイクを使った調査により、普通のバイオリンの音は「弱く広く、まんべんなくいろんな方向に飛んでいる」(噴水みたいな感じ)のに対し、「ある特定の方位に集中して飛ぶ」(絞ったホースみたいな感じ)ことが明らかになったとのこと。ホールの奥まで届く理由はこれ、と推察していました。おもしろい知見です。海外で行われたCTスキャンによる解析では、重さや容積のバランスが取れているという構造により、弓からのエネルギーが最も効率よくボディに伝わり、すばらしい音色を生むと推測していました。これも興味深い研究です。
クレモナでは今も、ストラディバリをお手本にバイオリンを造っているそうですが、彼のレベルには達しないそうですね。もしストラディバリが、バイオリン造りの技を一子相伝の秘密にせず、公開していたらバイオリンの世界はどうなっていたのでしょう。私たちは、いまより頻繁にストラドの音色に接することができたでしょうし、現在、希少価値により一丁数億円もするストラドの価格も影響を受けた? 夢が壊れるような話ですが、ついつい楽しい想像をしてしまいます。(完)

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