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12/28/2013

映画 永遠のゼロ その2

2010年、小説を読んだ時の私の読後感です。

<百田尚樹作「永遠の0(ゼロ)」、講談社文庫、2009.7発行。「2009年最高に面白い本大賞 文庫・文芸部門BEST10」第1位作品です。もっともこんな賞があったことも知りませんでしたが・・・
それはともかく、児玉清さんが「僕は号泣するのを懸命に歯を食いしばってこらえた。が、ダメだった」とまで評した小説です。わたしも、特に最後の数十ページは涙なくして読めませんでした。
祖父にあたる特攻隊員の真実を知ろうと取材を進めるうちに、「絶対、妻と娘のもとに帰ってくる」と言っていた祖父がなぜ自らゼロ戦に乗り命を落としたのか、戦闘機乗りとして抜群の腕前だった祖父は本当に弱虫で臆病者だったのか・・・取材を進めるうちに、次々祖父の人物像が浮かび上がってきます。
そして最後に驚愕の真実が明らかになるのです。
特攻の人たちが、遺書に書いているような考えだけではなかったことも随所に紹介されており、戦争の悲惨さがひしひしと伝わってきます。特攻の大半が相手の艦船に到達する前に撃墜され、まったくの犬死に終わっていたことも知りました>

最後のエピローグは、マスカーニの<「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲>を聴きながら読み返してほしい、と百田さんが最新作「至高の音楽」の中に書いています。宮部久蔵の弔いのシーンを描いたとき、エンドレスで聴き続けたわずか数分の曲。「エピローグは映画には出てこないが、私が執筆の時に宮部久蔵に対して抱いた気持ちの幾分かは共有してもらえるかもしれない」

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