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06/15/2014

夏は来ぬ 歌詞について その4(2番 )


なお、住吉大社の 御田植神事で重要な役割を果たすのが遊 女。ふつうのガイドブックには書いてないと思いますが、民俗学的にはきわめて貴重な話です。住吉大社の御田植神事に参拝すると、こういった興味深い歴史がよくわかります。

御田植神事は、神巧皇后の御代、長門(今の山口)から呼び寄せた、農業に詳しい釆女が田植えをしたのが始まり。彼女たちは堺に定住し、その子孫が遊 女になったと伝えられます。これが日本最古の堺・ 乳守(チモリ)遊 郭(遊 里)です。遊 女の中から選ばれた、とびきり美人で技芸に優れた女性が、住吉大社の御田植神事で釆女として奉仕しました。彼女たちは、大いに尊敬されたようです。
明治維新後、境内の大部分が民間に払い出され、遊 女の奉仕もなくなりました。ここで立ちあがったのが、いまは姿を消した大阪新町花街。奉仕を引き継いだだけでなく、民有地となっていた御田を買い戻し、住吉大社に寄進します。感謝の念は、今も御田の畔に「新町く るわ」の幟が翻っていることからわかります。いまでは、大阪芸能協会が伝統行事の維持活動を受け継いでいます。

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